第3回 テクノサロン・シリウス(機械系座談会) 実施報告

サブタイトル
原子力発電について
講演者
株式会社東芝 電力システム社 原子力機器部 主管 松本富士男 氏(S44生産)
講演時間
18:00~20:30
場所
東京工業大学 百年記念館
参加人数
13名

1時間の話題提供の中で,話題の多い原子力発電の初歩から世界情勢の今後の方向までを,極めて豊富な資料によりわかりやすく説明された.エネルギ事業の時間単位が長いこと,ヨーロッパでの考え方の違い,ガボンにある天然原子力エネルギ,人は若干の放射能(ストレス)を受けた方が健康的である事,等々 多彩な話題が尽きなかった.最後に,30年原子力発電をしてきて,「資源は悲観的に,開発は楽観的に」考える事にしているという含蓄のこもったお話もあった.

また,日本の原子力の草分けとなる大先輩もKuramae Journalをみて参加され,議論を大いに盛り上がるとともに,思いがけず生きた歴史を学ぶことも出来,大変良い会となった.

参加した専門家,他分野の会員,教授,学生から活発な質問意見が出,懇親会に移っても原子力エネルギのような長い熱い議論が続き,盛会のうちに終了した.

感想: 回を追うごとに内容が良くなっていると思います.2時間少々の短い時間ではありますが,いつも大変充実しています.(見坊)

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