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2026年2月19,20日 名古屋地区工場見学会ルポ

📢 名古屋地区工場見学会ルポ
       Report on the Nagoya Area Factory Tour
工作機械のヤマザキマザック株式会社と航空宇宙システムの川崎重工業株式会社の工場見学会を開催しました。

We held factory tours at Yamazaki Mazak Corporation, a manufacturer of machine tools, and Kawasaki Heavy Industries, Ltd., a manufacturer of aerospace systems.

📅 開催日時と見学場所
日付 企業名 見学場所
2026年2月19日(木) ヤマザキマザック 工作機械博物館、美濃加茂製作所
2026年2月20日(金) 川崎重工業 岐阜工場、名古屋第一工場
2025年度 冬季工場見学会ルポ
ヤマザキマザック(株)および川崎重工業(株)を巡る2日間

2025 Winter Factory Tour Report
A Two-Day Tour of Yamazaki Mazak Corporation and Kawasaki Heavy Industries, Ltd.

ものづくりの最前線を体感する工場見学会を名古屋・岐阜地区にて開催しました。
工作機械のグローバルカンパニーである「ヤマザキマザック株式会社」と航空宇宙システムのリーディングカンパニーである「川崎重工業株式会社」の訪問です。
最新鋭のスマートファクトリーから航空機生産の現場まで網羅した貴重な機会でした。

We held a factory tour in the Nagoya/Gifu region to experience the forefront of manufacturing firsthand.
The tour included visits to two companies: Yamazaki Mazak Corporation, a global machine tool company, and Kawasaki Heavy Industries, Ltd., a leading aerospace systems company.
This provided a valuable opportunity to see everything from cutting-edge smart factories to aircraft production sites.

 
    ヤマザキマザック美濃加茂製作所第一工場のスーパーカーと記念撮影

1.見学行程
  •  2月19日(木) 12:00 名古屋駅集合 → 13:30 工作機械博物館 → 14:40 美濃加茂製作所 第一工場 → 17:00 ホテル着 → 18:00 懇親会(犬山駅周辺)
  • 2月20日(金) 09:00 ホテル発 → 09:30 川崎重工業 岐阜工場 → 12:10 昼食 → 14:10 川崎重工業 名古屋第一工場 → 17:00頃 名古屋駅到着・解散
2.見学先
(1)ヤマザキマザック株式会社
「マザーマシン」と呼ばれ、あらゆるモノつくりを支える工作機械のグローバル拠点です。
  • 工作機械博物館: 世界的にも稀少な工作機械に特化した地下11mにある博物館。
    紀元前の弓旋盤から現代のCNC工作機械、スマートファクトリに至る工作機械の歴史と進化が学べます。併せて、D51蒸気機関車、T型フォード自動車、T6G航空機、ゲーム機、オーディオ家電等、工作機械を使って製造されて来た過去の工業製品が良く整備された状態で展示されていました。








    大迫力のD51蒸気機関車!
               

           
        汽笛をならす順番を待つ学生達







    汽笛を鳴らし終わって満足・満足!     
                        小学生に人気のロボット組立ゲーム









    段車式旋盤


           学生時代に工作実験室で見た、吊
             るされたシャフトからプーリとベ

          ルトで回転動力を伝える段車工場



    工作機械でつくられた工業製品



         まるで飛行場! 
                           
       
      
                       
                             NC時代の幕開け                          
                              ファイバーレーザ発振器を搭載した 
                        レーザ加工機による加工実演!

     
  • 美濃加茂製作所 第一工場: 同社最大の生産拠点。IoTやAIを活用し、多品種少量生産を最適化した大型工作機械組立工場です。
    大型旋盤、大型複合加工機、大型レーザ加工機等の組み立て作業が整然と進んでいました。機械の精度を確保する為、広い工場全体に空調が効いており、2月の寒い時期にもかかわらす、中には半袖で作業している作業員も目に入ります。
    レーザ加工機のレーザ発振器は、既にCO2レーザからファイバーレーザに置き換わっていると説明があり、現役を退いた身としては最新技術の変化の速さを思い知らされます。
    構内にはボールねじを自社加工する専用工場もありますが、大型のレーザ加工機等ストロークが特に長い軸は、リニアモータ駆動で対応する場合もあるそうです。

     

    NHKの日曜大河ドラマで話題の夕闇迫る犬山城の影と敵を阻む木曽川の流れ










    夕食を兼ねた懇親会は宿泊したホテルから5分程離れた場所です。学生とOBがよもやま話に花を咲かせ、和気あいあいと交流する貴重な機会となりました。
     
(2)川崎重工業株式会社(航空宇宙システムカンパニー)
 防衛力強化から民間航空機、小型衛星開発までを担う日本の航空宇宙産業の心臓部です。
 2018年に航空宇宙カンパニーとガスタービン・機械カンパニーのエンジン部門が合体して
 航空宇宙システムカンパニーが発足。
  • 岐阜工場:1922年に開設され、航空自衛隊岐阜基地に隣接して航空機や宇宙関連製品の研究開発・製造・修理を一貫して行う。普段目にすることのできない、C-2輸送機、P-1哨戒機、T-4練習機等、大小防衛航空機の保守、試験、整備作業やそれらを格納する工場、大きなエンジン音の響きわたるフライトライン(航空機整備・試験エリア)の様子を真近で確認することができました。大学OBの幹部社員との質疑応答に加え、下川カンパニープレジデントからもご挨拶をいただき、これから社会に出ていく学生・既に一線を退いたOB共に貴重な体験ができた一日となりました。

    最後に4班に分かれ、エントランスホールで記念撮影。

    このWebサイトでは写真をアップできない為、参加された方で写真を希望する方は、白星会事務局(jimukyoku@hakusei.mech.e.titech.ac.jp)までご連絡下さい。各自が所属していた各グループ(A班、B班、C班、D班
    )の集合写真をメールに添付してお送りします。
                       













    名古屋駅から工場間は大型バスで移動        昼ご飯の様子
             
    岐阜工場から海の近くの名古屋第一工場まで移動の途中で、素早く食べた
    お昼ご飯は、ボリュームたっぷりな中華料理。この後、近江平野を一路南下して民生用の名古屋第一工場へ急ぎます。
  • 名古屋第一工場: 国際共同開発され、折り畳み主翼が特徴のボーイング777X、ゴリームライナと呼ばれる次世代長距離用中型ワイドボディ機の787Fabの機体組立作業の様子を北工場と東工場で見学。
    大型の生産設備が林立する中で、作業者の人影は疎らです。ボーイング旅客機の胴体はこんな方法で作るのか! 民生用航空機は自動化設備を整えて量産できないと国際的な競争で勝ち残ることができない事を改めて実感しました。
    日本でしかできない技術、その会社でしかできない技術・経営を確立していくことの重要性が、今回のツアーに参加された学生の皆さん達にも伝わったことを期待します。


      以上

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