第37回蔵前科学技術セミナー 2017年10月21日(土)

  一般社団法人蔵前工業会は,時宜に適した技術テーマを取り上げて「蔵前科学技術セミナー」を主催してきました。
 今年は,国立大学法人東京工業大学との共催により,
「人とロボットの近未来」~人と共生するロボット~
を特集テーマとする講演会を開催致します。人工知能やICTが活躍する近未来の社会では人と共生するロボットがどのような仕組みや原理で成り立っているかについて開発に携わっている専門家から分かり易く解説していただきます。
開催案内のチラシのダウンロードは末尾
ロボットの写真
 日時:  2017年10月21日(土)  講演会 13:00-17:30(受付開始12:30)
                交流会 17:50-19:20
 会場:  東工大蔵前会館1階 くらまえホール(講演会)、 ロイアルブルーホール(交流会)
  (最寄り駅:東急目黒線・大井町線 大岡山駅 下車1分)
 
 テーマ: 「人とロボットの近未来」~人と共生するロボット~  
   
 講 演:  
   
 開会の辞:  
     
 講演1: 「人とロボットの近未来(総論)」           
   東京工業大学工学院機械系 教授 武田行生 氏
 
講演要旨を後日掲載予定です。
     
 講演2: 「人とロボットの共創インタフェースとしての歩行支援システム」  
  東京工業大学情報理工学院知能情報コース 教授 三宅美博氏
 
  みなさんは2人で並んで歩いているときに自然と歩調が揃った経験はありませんか?WALK-MATEは人間とロボットのあいだに歩行リズムの相互同調を生成することで、「間」のあう自然な歩行を実現できるロボットです。従来の歩行ロボットがパワーアシストであったことを考えると、本ロボットはリズムアシストであり、そのリズム同調によって、あたかも人間同士であるかのように、ロボットが人間と「間」を合わせて歩き、歩行を安定化します。このようなシステムを「共創インタフェース」と呼び、既にパーキンソン病や脳卒中の歩行リハビリへの有効性を確認してきました。今回のセミナーでは本支援ロボットの技術背景の説明とその社会実装のために設立した東工大発ベンチャーWALK-MATE LAB(株)についてご紹介します。
     
<休憩>    
   
 講演3: 「生体の動きをロボットで模倣する」  
  東京工業大学工学院システム制御系 教授 中島 求 氏
 
 当研究室ではこれまで,2種類の異なる立場から,生体の動きを模倣する2種類のロボットの研究開発を行っています.1種類目はイルカの泳ぎを模倣するイルカ形ロボットです.イルカ形ロボットの1号機・2号機では,最高推進速度秒速2 mなどの性能を達成しました.機動性能追求型の3号機では,ロール方向の回転や半径0.5 mの水中宙返り運動を実現しました.また当研究室では人間の泳ぎ,すなわち水泳についての研究も行っており,シミュレーションの精度向上のため,ロボットを開発してきました.まず水泳の四肢動作が可能な水中ロボットアームを開発し,次にスイマーマネキンロボットを開発しました.さらに全身フル可動の水泳ヒューマノイドロボットを最近開発しました.
 
 講演4: 「東工大発ロボット技術による廃炉支援」  
  東京工業大学工学院機械系 准教授  遠藤 玄 氏
 
 東日本大震災により被災した福島第一原子力発電所の廃止措置作業には30~40年の時間がかかると言われています.今なお5.7万人の方が避難生活を余儀なくされており,廃止措置作業は国家的喫緊の課題です.一方,東京工業大学では従来から,ヘビやクモなどに着想を得た移動ロボットの基礎的研究や,災害時のレスキューロボットなど実社会の問題を解決するためのロボットシステムの開発が行われてきました.本講演では,東工大発のロボット技術が福島第一原発の廃止措置作業にどのように貢献しているのか,最新の研究成果と適用事例を紹介します.特にヘビ型ロボットの研究から発展した超多関節多自由度ロボットアームについて詳しく述べます.
 
<休憩>    
   
 講演5: 「産業用ロボットの最新技術」  
  ファナック株式会社ゲンコツロボット開発部長 呉 允鋒 氏
 
 本講演では、ファナックの産業用ロボットの最新技術について、ご紹介いたします。ファナックのロボットは製造業での使用をターゲットした生産設備であるため、信頼性を最重要課題に位置付けし、開発・製造を行っています。まずは、高信頼性開発におけるファナックの方針および取り組みをご紹介いたします。その次に、ファナックロボットの知能化技術として、視覚に当たるビジョンセンサ、触覚にあたる力センサについて、適用例を交えて、ご紹介いたします。また、従来のロボットは、自動車産業でのスポット溶接工程が最大の適用でしたが、人とロボットが一緒に組立作業する協働ロボットの要求も増えており、後半では新たな市場要求に対し、ファナックが提案する最新技術をご紹介いたします。
 

参加費: 講演会 無料   交流会 3,000円(学生・生徒は無料)
申 込:   下のボックスをクリックして、申込フォームに必要事項を記入の上申込みください。
 科学技術セミナー申込
      申込みは、10月17日(火)までにお願いいたします。
      申込受付が完了すると、「受け付けました」という自動返信メールが返ります。

お問い合わせは蔵前工業会 事務局 <kuramae@kuramae.ne.jp>
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