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“技術士への招待”開設にあたり

  “技術士への招待”は技術士資格を取得することの意義を東工大生および卒業生に知って頂くとともに技術士資格取得のサポート を目的として開設いたしました。

 技術士の資格を所有している多くの東工大卒業生が各方面で精力的に活躍しております。因みに平成21年度の技術士一次試験および二次試験の合格者数はそれぞれ180名(在校生4名を含む)および71名でした。技術士資格は建築・土木などの業種の一部の業務を除き技術士資格を持たなければ仕事に従事できないという独占的な資格ではありませんが、企業の技術士への認識は年々向上してきております。具体的には次のような例が挙げられます。

 
 
(1)技術士を資格取得奨励対象とし、資格取得後には奨励金(一時金)の支給あるいは賃金アップで優遇する企業が増加してきています。

(2)コンサルタントとして独立して仕事を行う場合、“技術士事務所”を開設するのが一般的ですが、技術士の名称を使用することによりコンサルテーション、セミナー講師および論文執筆などの外部からの依頼が増えるなど新規業務の獲得が容易になります。

(3)公的な組織・機関が募集する専門家として技術士は高い評価を得ております。現在も多くの技術士が国際協力機構(JICA)や中小企業基盤整備機構(中小機構)等が派遣する専門家として国内外で活躍しています。

また、技術士資格を取得した後に日本技術士会に入会すると、技術士会の各部会(専門分野ごとに17の部会があります)が主催する講演会、セミナーおよび見学会などへの参加あるいは、技術士会の各種活動グループ(グループ数は50余あり、技術士がグループを作って自主的に活動しています)へ参加することにより最新の技術情報の入手、国内外の業務の開拓や人脈の拡大を図ることができます。また、技術士会の地方組織として神奈川県技術士会などの都道府県単位の下部組織あるいは本蔵前技術士会のような大学単位の組織など多くのネットワークがあり、それらへの参加を通して活躍の場を一層広げることができます。

 “技術士への招待”の内容は順次充実してゆきますが、今回は第一弾として
1972年に本学の電子工学科の大学院・修士を卒業後、エレクトロニクスメーカーに勤務したS氏の技術士試験合格体験記を掲載いたします。S氏は在職中に技術士試験にチャレンジし見事一発で二次試験を突破しました。体験記には一次試験の準備から二次試験の面接までが経時的に詳細に記述されていますので、受験生にとっては大変参考になるのではないかと思います。本合格体験記を通して合格のノウハウや実際の試験会場の様子などを知り、技術士試験にトライして頂ければと希望しております。

“技術士への招待”は蔵前技術士会・小林征男が開設し、情報管理担当が引き継ぎました。技術士試験に関してのご質問や“技術士への招待”を読まれての感想・ご意見などがありましたらご意見投稿のページからご連絡下さい。
以上

FAQ

技術士試験の全容に関しては“技術士制度について”に分かりやすくかつ詳細に紹介されています。 日本技術士会のHPの「試験・登録情報」を開いて画面左上に掲載されています。 「試験・登録情報」には過去の問題および択一式問題の解答も掲載されていますので参考にして下さい。

年度別および部門別の受験者数および合格者数は日本技術士会のHPの「試験・登録情報」 の中の“統計情報”で見ることができます。因みに、平成23年度の場合、一次試験の受験者数は17,844名で合格者は3,812名、合格率は21.4%また、二次試験は受験者数26,686名に対して合格者3,828名で合格率14.3% でした。他の資格試験との難易度の比較は困難ですが、技術士試験が難しい試験であることは間違いありません。

本学の卒業生の多くは大学卒業→技術者・研究者→一次試験→修習技術者→所定の期間の 実務経験→二次試験→技術士登録のルートで資格を取得しています。日本技術者教育認定機構(JABEE)の認定 コースを修了している場合には一次試験が免除されますが、東工大の場合、現在は認定コースが有りません。
二次試験受験には7年間の実務経験が要求されます。 この期間には一次試験以前の実務経験も加味されるますので、上記のルートで最短で資格を取得するには大学(学部)を卒業してから8年目ということになります。大学院・修士課程の修了者には2年を上限として 実務経験期間に算入することができます。別ルートとして、一次試験合格後に技術士補の資格を取得し、 技術士の補佐業務に従事するか監督者付きの業務に従事する場合には実務経験の期間は4年に短縮されます。なお、技術士補の資格は一次試験合格後に日本技術士会へ登録することにより取得できます。

技術士試験はこれまでも変更を重ねてきました。2003年度から第一次試験が第二次試験受験の必要条件になりました。2007年度から、筆記試験の一部として実施されていた経験論文が筆記試験後に提出することに変わりました。2013年度からはその経験論文が廃止されました。今まで受験準備の重点の一つであった経験論文(技術的体験論文)が廃止となりましたが、その代わり、受験申込時に、小論文(よりコンパクトにした経験論文)の提出が必要です。この見直しの目的は“多くの優秀な技術者の技術士資格の取得を促し、技術士制度の更なる普及・拡大を図ること”とされています。2019年度にも第二次試験の細部の変更がありました。択一式問題であった必須科目が記述式問題に変更され、機械部門など多くの部門で選択科目が統合されました。(全96科目が69科目に統合)
次にいつどのように変更されるかは分かりませんが、制度の見直しの検討は続けられています。
試験内容の詳細は https://www.engineer.or.jp/c_topics/005/005698.html をご覧ください。