蔵前技術士会第205回例会 講演会 2024年7月20日(土)

 日本の半導体産業がいよいよ覚醒していく中、蔵前技術士会では半導体産業における生産システム・生産技術というテーマで、次の通り例会・講演会を開催します。
講演1では、生産改善プロジェクトにおける工夫と提案、生産マネジメントシステム導入におけるERP活用の考え方を紹介します。
講演2では、多品種少量生産を目指した、クリーンルーム不要の新しい半導体生産システム「ミニマルファブ」の考え方、構成技術、ビジネスの現状を紹介します。
多数の皆様のご参加をお待ちいたします。

日 時:2024年7月20日(土)15:00-17:00

会 場:東工大蔵前会館・ロイアルブルーホールまたはZoomによるオンライン会議システム
  (注)いずれかを参加者が選択可能です。

講 演:
1.「生産システム構築プロジェクトにおける技術士としての関わりと工夫」
  株式会社システム・ケー 代表取締役 黒住 重晴 氏 (S58経)
【講演要旨】
  1. 略歴:自己紹介します
  2. モノづくり、生産方式の分類と考察:自分なりにモノづくりをどのようにとらえているかを説明します
  3. 携わったプロジェクトの概要と技術士としての関わりと工夫:航空機メーカー、金属製品メーカーで実際に携わった生産システム改革プロジェクトの概要と、そこで施した工夫を説明します
  4. 生産マネジメントシステム構築におけるERP活用の意義:ERPの概念、活用の意義(ERPの強み)、システム構成の考え方に関する自分の考えを説明します
  5. 技術士として心がけている提言ポイント:自分が顧客に改善を提言する際の着眼点を説明します
  6. まとめ:(あまりなじみがない)経営工学部門の技術士はこんなことしています

2.「「ミニマルファブ」 欲しいデバイスが既製品に無いならば,自分で作ってしまいましょう」
  産業技術総合研究所 前川 仁 氏 (S61制63修H9博)
【講演要旨】
これまでの半導体産業ではウェ-ハ、製造装置、クリーンルームの大型化を続けて大量生産を追及してきました。その結果、今や半導体工場の設備投資は数兆円に達してします。その一方で、アナログ素子、センサ、特定用途ICなど、品種は多い反面ロット数は少ない需要には、柔軟に対応することができなくなってしまいました。
これに対して産業技術総合研究所と約150社が協力して、省資源、省エネルギ型の新しい半導体産業「ミニマルファブ」の開発・産業化を進めています。ミニマルファブは、多品種少量生産に特化した直径12.5mmの小口径ウェーハを製造単位とするクリーンルーム不要の半導体工場です。ここではミニマルファブの基本的な考え方、実現のために開発した新技術、産業化の現状などを紹介します。

交流会:会場参加の希望者のみ 17:15-18:00

参加費:講演会 1,000円(蔵前工業会正会員及び東工大の学生は無料)
    交流会 1,000円(東工大の学生は無料)

申 込:下記をクリックして必要事項を入力してください。申込は2024年7月17日(水)までにお願いいたします。
参加申込

開催日直前にオンライン参加の案内(Zoomミーティングへ参加するための情報)を電子メールで送付します。

 
・ 講演会の参加資格にある「蔵前工業会登録会員」とは同窓生で蔵前工業会の会費が未納の方です。 →会員・会費|蔵前工業会
・ お申込み後に内容に応じて参加費を請求いたしますのでお支払いをお願いいたします。
 (1)オンラインクレジットの場合
  決済サービス(Square)の請求書を電子メールで送付します。
  同メール内の「カードで支払う」をクリックするとクレジットカード情報の入力画面になります。
  画面の案内に従ってお支払いをお願いします。決済手数料は当会が負担いたします。
 (2)銀行口座振込選択の場合
  振込先の銀行口座(三菱UFJ銀行)を電子メールでお知らせしますので、お振込みをお願いします。
  振込手数料は申込者にご負担いただきます。

・お問合せ/申込み後のキャンセルは、こちらからお願いいたします。