内田 盛也S28有材
豊かな石油時代が終わる -人類は何処へ行くのか-
発行:日本工学アカデミー(2004年)
定価:1,050円(税込)
共著:石井吉徳,大矢暁
内容:20世紀文明は石油に支えられた。その石油に限りが見え始め価格が高騰している。
本書は第1章「人類は持続可能か」,第2章「人類の遺産・地下水と農地を守る」,第3章「新文明戦略策定は国家の急務」で構成されている。石油生産減退は環境・食料と関連,地球の人類扶養能力を失わせつつあるのではないかと問題提起をしている。
石油文明を越えて・・・
発行:オフィスHANS(2007年)
定価:1,890円(税込)
内容: 20世紀文明は石油に支えられた。その石油に限りが見え始め価格が高騰している。
エネルギー浪費,原油価格高騰は地球温暖化・食料・水・資源の連鎖的不安を招来させた。欧米先進国の国際経済秩序が,巨大人口途上国・インドの台頭,原油輸出国のオイルマネーの巨大化で変動し,西欧システムが揺らいでいる。
石油供給の中東イスラム教地域の政情不安,ロシアのユーラシア大陸覇権戦略,資源ナショナリズム高揚で南北対立が激化,一党独裁国家中国のアキレス腱の顕在化など石油ピークは産業社会革命を誘発しつつある。
本書は新しい文明への針路を探る基礎教養書。日本は「海洋通商国家」の宿命のもと「先進技術強国」を拠り処として海図無き新文明の航路を辿るしかないとまとめている。