蔵前技術士会第203回例会・講演会 2024年2月17日(土)

蔵前技術士会では、次の通り例会・講演会を開催いたします。

講師の北川先生と香川先生は長年東工大に奉職し、流体(フルードパワー)の計測制御に関する研究と教育に多大な貢献をしてきました。現在も共同でYoutubeチャンネル『フルードパワー研究所』を開設してフルードパワーの魅力と秘密を精力的に発信しています。今回はお二人に空気圧と水圧の話をしていただきます。空気と水は我々の身体が日々直に接している流体であります。その秘めたるパワーについて、第一人者たちが語ります。

多数の皆様のご参加をお待ちいたします。


日 時:2024年2月17日(土) 15:00~18:15
会 場:東工大蔵前会館・ロイアルブルーホールまたはZoomによるオンライン会議システム
    いずれかを参加者が選択可能です。
  (注)状況によってはオンライン開催のみとなる可能性があります。
講 演:15:00~
1.「空気圧の基礎と応用」
     東京工業大学名誉教授、空気圧工学研究所 代表 香川利春氏 (S49制)
【講演要旨】
1970年代に入り、空気圧機器は半導体産業などにおいて必須要素として小型化と動作の高速化が進んでいます。また空気圧技術は各種産業界で利用されています。
今回はいわゆるローテクとみなされる空気圧技術が何でこのように他分野で多く用いられるかとの疑問に答えるべく空気圧システムの特性の不思議さについてお話しします。空気の流速が音速に達した場合の様々な非線形特性を上手に利用していると言えます。ちなみにJIS B 8390-2(空気圧-圧縮性流体用機器の流量特性試験方法)では空気の状態変化を巧妙に抑えて特性を計測する等温化圧力容器技術を実用化しISO 6358に制定後JIS B 8390に制定されました。

2.「水道水で物を動かす」
     東京工業大学名誉教授、(一社)配管技術研究協会 代表理事 北川能氏 (S45制)
【講演要旨】
 21世紀における新しい駆動システムとして登場してきた水圧駆動システムであるAqua Drive System(略してADS)について解説します。まず近代までの水圧の利用について概観します。次に油圧の世紀であった20世紀に続き、21世紀である今世紀にますます重要になってきている環境問題や資源問題へ対応するものとして、また油圧とはその使用法や市場が若干異なる新しい駆動システムとして登場したADSの意義を述べます。さらにADSの現状を、制御弁の開発を中心に述べるとともに、様々な使用例をもとに解説し、最後に今後の課題について述べます。

交流会:会場参加の希望者のみ、17:15~

参加費:講演会1,000円(蔵前工業会正会員及び東工大の学生は無料)
    交流会 500円(東工大の学生は無料)


申 込:下記をクリックして必要事項を入力してください。申込は2024年2月14日(水)までにお願いいたします。
参加申込
 

・ 開催日直前に会議案内(Zoomミーティングへ参加するための情報)を電子メールで送付します。
・ 参加者区分が「蔵前工業会登録会員」「その他」の方は参加費のお支払いが必要ですので、申込フォームではお支払方法も選択してください。
 「蔵前工業会登録会員」とは同窓生で蔵前工業会の会費が未納の方です。 →会員・会費|蔵前工業会
・「蔵前工業会正会員」の方のみ、申込フォームにある「正会員であることの確認」欄へ会員向けページのPassowordを入力してください。
 Passwordは蔵前ジャーナルに掲載されています。通常は巻末の問合せ欄(No.1099,2023AutomnならP47右下)にあります。
 蔵技会員、東工大生、一般の方は入力不要です。
 (1)オンラインクレジットの場合
  請求書(Square)を電子メールで送付します。同メール内の「カードで支払う」を
  クリックするとクレジットカード情報の入力画面になりますので、お支払いをお願いします。
  手数料は当会が負担いたします。
 (2)銀行口座振込選択の場合
  振込先の銀行口座(三菱UFJ)を電子メールでお知らせしますので、お振込みをお願いします。
  振込手数料は申込者にご負担いただきます。

・お問合せ/申込み後のキャンセルは、こちらからお願いいたします。