「蔵前技術講座」

「知財戦略」2015年10月7日(水)のご案内

 蔵前技術士会では、知的財産の創造・保護・活用などに関する戦略を紹介する蔵前技術講座を開催します。本講座は昨年に続いての開催です。
 蔵前工業会会員ならびに会員外の皆様、および知的財産に関心のある学生の皆さんの参加をお待ちいたします。

日 時:2015年10月7日(水) 13:00~16:30
場 所:東工大蔵前会館2階大会議室
講座内容:
講座内容:
1)中小企業の知財戦略支援
成城特許事務所 代表、 弁理士、 当会会員 遠藤 信明 氏(S42建)
 政府が定めた「知的財産推進計画」に基づいて知財事業化に向けた中小企業の知財戦略を強化するために様々な支援策が公的機関から出されています。
 大企業に比べて経済的にも人材的にも劣る中小企業では、知財戦略上、これらの支援策を有効に活用することが必要と思いますので、ここではインターネット等 から容易に入手できる支援策を中心にお話しいたします。元より私の知識は偏りがありますし、すべての支援策を承知している訳ではありませんから、これらの 情報をヒントにして各企業の立場に合った情報を入手して、独自の知財戦略を立てて頂ければ幸いです。

2)グローバル化と知財戦略
高田馬場特許・技術士事務所 代表、 技術士(化学部門)、当会会員 山田 賴信 氏 (S47博化工)
 我が国はもの作りで世界の覇者となり、特許出願件数も世界のトップを走っていました。 ところが、最近は中国が絶大なる影響を与える存在となってきており、特許出願件数も世界のトップを走っています。米国は依然として大きな存在感を示す位置を維持しています。
  我が国は2002年の小泉政権による「知財立国宣言」が行われ、グローバル化に対応するためのプロパテント国家としての歩みを始めました。10数年経過し ましたが、特許出願状況や知財裁判を巡る動向を中心としてプロパテント国家として世界的にどの様な位置を占めているかを明らかすると同時に今後の方向性に ついても触れてみたいと思います。

3)知財戦略的技術経営と研究開発
乙部技術士・特許事務所 弁理士、技術士(電気電子部門)、当会会員 乙部  孝 氏(S45修電)
 今後の日本の企業に必要な付加価値の高い物づくり、サービスの提供には、特許権、商標権やノウハウなどの無形資産である知財を意識的に蓄積して新興国との違いを需要者へアッピールすることが重要になります。
 企業の使えるリソースが厳しい状況では、研究開発の結果として特許などを取りに行くのではなく、事業に必要な知財は何かを見極めて知財を作り上げることが求められていますので、知財をどうやって経営の武器にするかを説明します。 
 そして、知財を経営の要素として取り入れるためには、知財の金銭的価値の評価が求められるので、今回、知財の金銭的価値評価の概要についても説明します。
 また、研究開発には競合他社の知財の動向を踏まえることが求められるので、知財のデータベースから有用な情報を取り出す方法について説明します。


参加費:1000円(学生は無料)
申 込: 9月30日(水)までにここから申込フォームを開き、必要事項を記入の上お申し込みください。
問い合わせ/申込キャンセルはメールアドレス <guide@krpe.net> にお願いいたします。