「アーリ-ステージ知財の価値評価と価格設定」(共訳)

2004/04/01

タイトル: 「アーリ-ステージ知財の価値評価と価格設定」
会員著者: 田中満生、樋口大奉 発行年: 2004年
概要:  「アーリ-ステージ知財の価値評価と価格設定」
監訳;     菊池純一 石井康之
共訳;     ITPPグループ(三宅勇次、田中満生、藤井千之、肥沼徳寿、西本義男、平田滋昭、樋口大奉)
出版社     中央経済社
判型     A5判 370ページ
ハードカバー
価格     4,300円(税込み4,515円)
発行     2004年4月1日

======内容紹介======             
本書は、知的財産の取引の中でもライセンスという局面に焦点を当て、その中でもアーリーステージ(初期段階)にある知的財産の評価を論じたものである。技術ライセンスそのものがアーリーステージにある客体に関する取引であり、それは事業取引や商品ライセンスと一線を画するものと考えられている。その違いは過去の経験により蓄積されたデータが存在するか否かにポイントが見出される。評価手法の考え方自体は、ごく一般的に社会の中で採用されているオーソドックスなものであるが、それが実務の中で培われた体験として語られているところに、本書の意義が見出される。
本書は知的財産の評価に関する入門書として利用されることが意図されているが、実務経験が豊富な読者にとっては自らの知見を整理するのに役立つであろう。さらに本書が理論だけではなく、理論が形成された実務世界の感触と共に読者の感覚に訴えるものがあるとすれば、訳者の意図するところが充分に発揮されたものと考える。 
AUTM(米国大学技術管理者協会)の関係者間で評価が高い本書を神奈川県技術士会知的財産センター所属の技術士7名(三宅勇次、田中満生、藤井千之、肥沼徳寿、西本義男、平田滋昭、樋口大奉)で構成するIPTTグループが翻訳し、日本知的財産学会会員の菊池純一(青山学院女子短期大学教授)と石井康之(株式会社ミレアホールディングス法務リスク管理部マネージャー)が監訳したものである。 
                                                                            
原著:Early-Stage Technologies Valuation and Pricing
Richard Razgaitis
John Wiley & Sons, Inc.(1999)