和歌山県

和歌山県支部案内



1.お知らせ
 
★平成28年度 支部総会・講演会・懇親会を開催します(6/25) 2016/4/4


2.行事予定
 
月日(曜日) 行事 詳細
2016年    
6月25日(土)  支部総会・講演会・懇親会 詳細はこちら


3.活動報告
 
月日(曜日) 行事 報告
2017年    
7月1日(土) 総会・コンサート・懇親会  平成29年度和歌山県支部の総会・コンサート・懇親会を7月1日(土)に開催した。例年梅雨時期での開催ながら、幸運にも天候に恵まれての開催となった。支部総会では本部から井口理事に蔵前工業会の現況報告をいただきました。その後第4回代議員候補者の信任、支部活動の報告と計画、支部役員改選、会計報告と予算が承認を得て無事終了した。最後に、岡田理事・副学長先生から東工大の概況をいただきました。コンサート開演前から入場されていた一般の方にも東工大の概況を聞いてもらえるようにした。
 今年は、支部総会後に手作りのコンサートを組み入れた。和歌山県支部では初めての試みで、支部役員およびご家族、知人等支部会員の人脈を駆使しての開催に至った。京滋支部からも応援出演をいただき、ピアノの部、アンサンブルの部と2部構成で約1時間半のコンサートが開催できた。
会場を埋めるだけの集客ができるかどうか不安であったが、支部会員の友人・知人およびそのご家族の参加をいただき、100人を超える集客ができ盛況なコンサートとなった。プログラム終了後アンコール2曲を追加し、その後奏者を囲んで舞台上での集合写真を撮影し、会場を後にした。
その後は場所を変えて、総勢34名で懇親会を開催した。関西近隣支部(大阪、兵庫県、京滋、岡山県、徳島県)、如水会和歌山支部3名も加わり、多彩な顔触れで、世代を越え、職域を越えた親睦が深まったように感じた。大学校校歌斉唱を最後に、あっと言う間の1時間半を終えお開きとした。
文責:池之内眞佐美(S54修繊)
   
2014年    
8月2日(土) 見学会  平成26年度の和歌山県支部見学会は、8月2日(土)に実施いたしました。訪問先は近畿大学水産研究所白浜実験場でした。台風12号の影響で生憎の悪天候でしたが、31名(蔵前家族を含め22名、如水会9名)の参加がありました。JR和歌山駅に集合し、観光バスで10時に出発し、予定時刻に目的地に到着しました。
 今年の関西蔵前講演会で近畿大学理事 熊井英水名誉教授からのクロマグロ完全養殖に関する講演を受け、実際の研究現場を肌で感じられるまたとない機会となりました。白浜実験場はクロマグロの養殖研究はなされていませんが、1948年に開設され、網いけす(子割)式養殖法の開発など海水魚の産業化および普及の研究拠点として水産研究所本部の役割をしています。マダイ、カンパチ、シマアジ、イシダイ、ヒラメ等の有用魚類を飼いならして養殖種技術を開発し、それらを親に育てて卵を採り、仔稚魚を育成する完全養殖の研究状況の講演をいただきました。クロマグロは陸槽から生簀への生存率3%、さらに1年までの生存率30%といことで生存率は1%も満たないデリケートな魚で、完全養殖実現に32年もの歳月を費やした苦労話を生で聴くことができました。残念ながら、悪天候のため隣接にある生簀の見学はできませんでしたが、23年養成の身長253㎝体重214㎏のクロマグロの剥製を囲んだ記念写真を撮って、水産研究所を後にしました。
 復路は水産産直市場に立ち寄り、産直ならではの買い物を楽しんでからJR和歌山駅にて解散しました。
                    池之内 眞佐美(S54修繊維) 記
 
   

 
2013年    
5月3日(金・祝) 見学会  平成25年度の和歌山県支部見学会は、5月3日(金・祝日)に実施いたしました。訪問先は大阪大学吹田キャンパスにあるレーザーエネルギー学研究センターのレーザー核融合施設でした。参加者総計20名(蔵前11名、如水会9名)が大阪モノレール阪大病院前駅改札口で集合しました。晴天にも恵まれツツジが咲き始めた広大なキャンパスを散策しながら約10分で目的地に到着しました。大阪大学の大学祭「いちょう祭」でのイベント開催でしたので、多数の中・高生および一般参加者と混じっての参加でした。
 受付が済むと、直ぐに防塵服・ヘヤーキャップ・靴カバーを装着し、前室のエアーシャワーを通ってレーザー核融合装置室に入室しました。目の前には世界3位規模、国内最大の出力がでる激光ⅩⅡ号(12本のビームを用いることから命名された)の装置群が現れました。レーザー核融合では、超高温、超高密度がキーワードで直径0.5mm程度のターゲットに10億分の1秒という極めて短い時間にレーザーが照射され、プラズマ状態となって、一部は1億度となったり、1000倍近く圧縮された極限状態を作ることができます。太陽が水素の核融合でエネルギーを生み出しているのと同じように、実験室でミニチュア太陽の再現し、核融合から放出される莫大なエネルギーを利用しての未来のレーザー核融合発電の実用化を目指した研究施設とのことでした。また、激光ⅩⅡ号を用いたレーザー宇宙物理学では実験室で小さな宇宙が再現でき、理論モデルとシュミレーションを用いた解析の検証実験データとしても活用されているとの説明を受けました。
施設見学後は、レーザーの波長変換実験や超電導磁石浮上実演など5つの公開実験見学と「ハイパワーレーザーで生成されたプラズマで覗く宇宙の世界」という演題の特別講演会を拝聴し、2時間30分の見学会を終了しました。
 その後は場所を変えて遅めの昼食を兼ねた懇親会を開催し、和気あいあいに親睦を深めた後、解散しました。
                      池之内 眞佐美(S54修繊維) 記