東海支部では，昨年11月30日（土）に岐阜県各 務原市及び美濃市にて，航空宇宙をテーマとした見 学会・講演会を，「空宙（そら）を観る，聴く，触れ る　岐阜の旅」と題して実施しました。昨年同様のバ スツアーとなり，計39名の参加を頂きました。
　まず，（株）ROBOZが運営する「ドローンミュージ アム&パークみの」にて，ドローン操縦体験を実施し ました。参加者は，手動操縦やプログラミングによる 操縦に挑戦し，ドローンの操作性の高さや可能性を体 感しました。また，撮影用ドローンを用いた記念撮影も 行いました。
　続いて，東工大OBでもある大堀雅司様（H3機物 5修精密機シ，川崎重工業（株））に「大型機開発 の歩み」と題してご講演いただきました。海上自 衛隊のP-1哨戒機や航空自衛隊のC-2輸送機と いった大型機の同時開発の取り組みについて， 具体的な事例を交えてご説明いただきました。防 衛の航空機開発のスケールと，その裏側にある 高度な技術力に，参加者一同深く感銘を受けま した。
　最後に，「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」 を見学しました。歴史に残る名機の数々や，最 新の宇宙探査機が展示されていました。特に， 月面開発に関する展示は参加者の注目を集め， 航空宇宙の広大さと深さを改めて実感し，今後の航 空宇宙分野の発展に期待が膨らみました。
　晩秋の一日，参加された皆様に岐阜の「空宙（そ ら）」の科学・技術を満喫していただくことが出来まし た。