神奈川県

神奈川県支部案内

 (1) お知らせ   (2) 事業計画   (3) 蔵前ゼミ   (4) 支部案内

■         神奈川県支部平成30年度第2回卓話会 報告

  啓蟄も過ぎ、春本番の気配を感じる3月15日(金)、本学出身で鹿島建設の社長である
押味至一氏(昭49建築)の講演が川崎商工会議所にて開催されました。

演題は「鹿島と建設業の未来に向けて」で、支部の幹事や常議員を中心に、近隣の支部や
如水会横浜支部のメンバーも含めて80余名が聴講しました。

  講師の東工大、特に建築科進学のいきさつに始まり、鹿島建設に入社してからの建設業、
とりわけ建設現場への愛情と、志を実際の現場で実現していく数々のプロジェクトの紹介には、
圧倒されるものがありました。

特に霞ヶ関ビルを先駆けとする「超高層建築」の具体例を挙げて、例えば浜松にある
アクトシティや横浜ポートサイドなど詳しい紹介がありました。

  鹿島建設の会社紹介のあと、現在の建設業が抱える社会的な諸課題について多くの示唆に
富む解析と対応策が示されました。

高齢化と若手技術者・職人の育成が急務であること、ビジネス環境が激変していること、
社会システムの高度化・多様化の波が建設業界にも及んでいる具体例の説明があり、
そのために若い人達に魅力ある業界にすべく努力している工夫が紹介されました。

鹿島建設の「現場第一主義」を通じた「ものづくり」へのこだわりには、大いに感銘を受けました。

講演のあとは、参加者から多くの質問が出され、講演の質の高さと幅広い関心が伺えました。
またその後の懇親会でも多くの聴講者との懇談で大いに盛り上がりました。

                                                                                               浜辺 順彦(S44制御)