神奈川県支部案内

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■　　　平成２９年度土曜講演会・納涼大会報告

8月26日、土曜講演会・納涼大会が開催されました。土曜講演会は113名、納涼大会には103名の参加がありました。

土曜講演会では、ホンダ エアロ インク社長の藁谷 篤邦 様（S58機械）を講師にお招きし、「ホンダの夢を世界の空に」と題して
お話を頂きました。

ホンダは1986年に和光基礎技術研究センターを設立、航空機（エンジン及び機体）の研究開発を本格的に開始しました。
2003年に自社で製造した小型ビジネスジェット “Honda Jet” の初飛行に成功すると、翌2004年にホンダ エアロ インクを発足し、
GE社とのジョイントベンチャーによるエンジン事業会社を設立、Honda Jet用ターボファンエンジン“HF120”の開発を進めて
2013年に米国連邦航空局(FAA)から型式認定を取得しました。更に、2015年に製造認定を取得しました。

講演では、ビジネスジェットの概要、世界におけるエンジン開発の歴史、ホンダにおけるエンジン開発の歴史と事業、ターボファンエンジン
であるHonda Jet用HF120の優れた特性、構造・材料・製造技術における工夫、自動車の燃料制御技術の応用、多岐に亘る過酷な
エンジン・コンポーネント試験、飛行試験、GEとの協業、型式認定等について御説明頂きました。最後に企業における事業成功の秘訣は、
高い志を持ち続ける、チームが一丸となって明確で高い目標に立ち向かう、必要な技術を自社で持つ、失敗を恐れず失敗から学ぶ、
そして決してあきらめないこと、であると述べられました。参加者は、興味深く素晴らしいお話に大変感激を致しました。

引き続いて、納涼大会が行われました。太田支部長の開会の挨拶のあと、三島学長にお話を頂き、昨年度より本格化した大学改革を
更に継続推進されるとの決意とともに、大隅先生のノーベル賞受賞や学生ロボコン優勝など、大学の一層の発展と期待を述べられました。
続いて、蔵前工業会渡邉監事、如水会横浜支部磯部副幹事からのご挨拶があり、その後、最年長でお見えになる須山英三様（S28化工3）
による乾杯のご発声で納涼の宴が始まりました。

今年は、東工大学生バンド ロスガラチェロスの演奏が2年ぶりに復活しました。参加者全員がその美しい音色と迫力のある生演奏に
くぎ付けとなり、宴会ムードが最高潮になりました。学生の皆さんの熱演に心から感謝致します。

閉会に先立ち、蔵前工業会神奈川県支部と如水会それぞれの今後のイベントの紹介と、恒例となった東工大・一橋大両校の校歌合唱と
エール交換を行いました。

最後に、前神奈川県支部長の関口光晴様に閉会の言葉をいただき、2時間にわたる楽しい宴は、再会を祈念して閉幕となりました。

                                                                                                                                               今崎善夫（S51修 機械）

                                藁谷様講演


                                ロス・ガラチェロス演奏風景

















                            動画１（ロス・ガラチェロスの熱演）


                            動画２（校歌熱唱）

 

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