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神奈川県支部案内

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        平成28年度第1回卓話会 報告
 
 10月12日、急に秋めいた中、一橋大学卒業生で両口屋是清専務取締役である大島千世子氏を講師にお招きし、
「季節の移ろいを詠む~和菓子今昔物語~」と題しての講演が川崎商工会議所で開催され、80名近くの方が聴講しました。
東工大卒業生にとってはかなり縁遠い分野ですが講演者の御好意により和菓子が提供され、聴きながら味わうことの出来る
こととなり、より理解が深まる時間となりました。
和菓子の歴史を紹介され、古代では木の実や米を餅にしていたが、遣唐使のころに中国から伝わった唐菓子
が日本風に昇華し、さらに安土桃山時代の南蛮菓子が入り茶の湯で独自の文化として発展してきたところへ
明治になって洋菓子が入ってきました。戦後デパートなど販路の拡大があり、今後の発展を期待したいところ
です。
和菓子には花鳥風月、季節、二十四節気、和歌などから名前がつけられています。現在ではカステラなどは
和菓子の分類になっていて洋菓子との切り分けはこれから変わって行くのでしょうか。
 講演の後、参加者の関心も高かったようで多くの質問や提案が出され、講演後の交流会も多くの聴講者との懇談で大いに
盛り上がりました。
 
                                                             北 良夫 (S49数学)