神奈川県支部案内

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　　　　　講演会「スーパーコンピューターＴＳＵＢＡＭＥの紹介」　報告

 
　平成２６年１１月７日（水）に約６０名の参加者のもと、東京工業大学　国際情報センター副センター長　青木　尊之　教授
による標題の講演会がくらまえホールで行われました。ＴＳＵＢＡＭＥについての紹介とその成果をわかりやすい動画を交えて
紹介され、実際のマシンを見学できる機会も持つことができました。
　ＴＳＵＢＡＭＥについては

• ＧＰＵ(Graphics Processing Unit)をスーパーコンピューターに導入したさきがけのマシンである。
• 例の「京」が１０００億円以上なのにＴＳＵＢＡＭＥはその一割以下でも単精度能力では17PFLOPSと「京」の1.5倍となっている。
• 導入時に世界ランク(Top 500)に上位一桁台で参入している、消費電力(Green 500)ではＴＳＵＢＡＭＥ３．０がトップに位置している。

などが紹介され驚くようなコンピューターを東工大一大学で有していることを知ることができました。成果例として天気図など５つの
事例が紹介され、スーパーコンピューターでのシミュレーションの元になるモデルも交えながら以前より劇的に処理時間が短縮されたり
精度が上がり処理結果の動画などは実際の現象を撮ったのではないかと思われるほど合致していることも紹介されました。その後実機
を見学することもでき低消費ということもあるのですがかなりコンパクトにまとまっていて驚かされました。ＧＰＵでは苦手なこともあるし
データ通信が速くなりにくい現状もあるけれどそのすばらしい成果と共に最新のスーパーコンピューターの世界を垣間見ることができ
有意義な時間を過ごせました。
 　講演後、参加者から多くの質問が出され、処理結果の表現についてでは可視化に注力していることも答えられました。また講演後も
多くの参加者と懇談し楽しい時間を過ごしました。