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■               神奈川県支部 2021年度第2回卓話会開催報告

3月11日、富士通株式会社の時田隆仁社長(S63金属)をお招きし、「富士通のパーパスドリブン経営について」
と題した講演会を開催しました。

オンラインとした事で、益学長はじめ遠方や近隣の他支部会員、如水会員も含めて121名が聴講しました。

時田社長は、システムエンジニアとして金融システムのサポート業務に従事し、その後グローバル事業の統括、
執行役員、副社長を経て2019年6月より代表取締役社長に就任されました。

講演では、社長就任後2020年に「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にする」
とした企業パーパスを掲げ、その実現を目指すパーパスドリブン経営について話されました。

パーパスを全社員で共有する中で、自らCDXO(最高デジタル変革責任者)として、顧客の価値創造と企業
としての自らの変革に向け、デジタルを活用したDX(デジタル変革)に取り組んでいると述べられました。

DXに関しては、人材を強化し全員参加型での取組み、データに基づく未来予測型のデータドリブン経営に
ついての説明がありました。

2030年を見据えパーパス実現に向けて、新事業ブランド「Fujitsu Uvance」を推進している事や、その一方、
従来の財務指標だけでなく非財務指標(顧客の信頼、社員の信頼、DX改革度)をも考慮した企業評価に
ついても言及されました。

ICT先端企業における先進的な経営の取組みについて伺え、興味深く示唆に富んだ有意義な卓話会となりました。
                                        大石庸之(S51高分子、S53化工修)