はじめに

2016年応援する会
昨年、ホームページ作成準備は進めていたが、諸般の事情により1年遅れの掲載となった。 このため、記録を残し活用すことに重点を置いた形態となったが、以下のように貴重な内容が含まれている。
① 原監督の3年間の指導の経験を反映した9年計画の考え方が示された。
② 更に、スパンを広げた息の長い指導者の育成の考え方が提示された。
③ マネジャーの自主的な4年間の活動が具体的に整理されて説明された。
④ 更に、個人毎の基礎体力向上の長期計画など今後の取組みが紹介された。
⑤ 1、2年生毎グループで議論して個性的な今後の活動抱負を披露した。
少し長い記録となったが、ぜひ、内容をご覧いただきたい。その一助として、 右欄に「目次」 を設けたので、これをご活用いただければ幸いである。
Ouen-hanataba
後輩から花束贈呈され笑顔の後列左から新谷、眞田、徳田、酒井の各4年生
2016年11月27日「応援する会」は総勢42名、学生20名、大学院生メンバー含め同窓会員22名が参加し、 蔵前会館手島精一記念会議室で行われ、学生最後のリーグ戦を終えた4年生の「おもい」や監督、コーチのお話など 参加者の記憶に残る中身がある、かつ楽しい会となった。
なお、第一部の監督、コーチ、4年生の思いなどは、お酒や料理なしでお話に集中し、 第二部からお酒や料理とともにお話や懇談を楽しんだ。
~~~~~~~~ 第1部 ~~~~~~~~
開会の挨拶 (八嶋建明会長)
八嶋会長
開会の挨拶をされる八嶋会長
冒頭、献身的に現役チームを指導していただいている部長、 監督、技術アドバイサー、コーチの方々に対する感謝の言葉が述べられ、 応援する会の趣旨・意義などについて以下のようなお話があった。
一昨年の祝勝会を機に、学生生活の相当部分を注ぎ込んで取り組んでこられたバスケットボール部活動を卒業し、 間もなく同窓会新メンバーとなられる4年生を祝福・歓迎する会を開催してきている。
今年のリーグ戦は、5部61校中8位と健闘したが、入れ替え戦で敗退し5部残留と残念な結果となった。 現役の皆様は大変悔しい思いもあると考えるが、 特に4年生は、リーグ戦を通じ全力で戦い人生で貴重な一時期を過ごしたと言える。 この「応援する会」をひとつの契機として、皆様の経験を今後の人生に活用して頂ければ幸いです。
1年間の取り組み (新谷勇介前主将)
新谷前主将
新谷前主将の挨拶にほろりとした同窓生は結構おられたのでは。
一年の振り返りを全体の流れとして
① 下級生が非常に頑張ってくれたので、ここまでの結果までもってこれた、ように思う。
② 今年一年でみれば、悔しい結果であるが、長い目で見れば収穫はあったと、考えている。
③ 来年に期待し、今後この会を「期待する会」として開催していくことができればうれしく思う。
1年間の取り組み (徳田大樹前副将)
徳田前副主将
徳田前副将。リーグ戦終盤のあきらめない頑張りの理由が今日のお話で理解できました。
① 怪我と向き合う時間があまりに長く、現役の間にもっと上手くなりたかったと 悔しい気持ちが大きい。 一方で、あきらめずに頑張れば治らないといわれた怪我と付き合いながらバスケという ハードスポーツを続けることはでき、また不満は残るが当初想像していた以上の パフォーマンスまで上達することができ、そのことを後輩達に残していきたい。
② アシスタントコーチで僕が楽しみにしていることとして、 コーチの伝えた事に対してプレイヤーはどのように表現思考をするのか、 を特に感じている。
マネジャー4年間の取組み (酒井美律希前チーフマネジャー)
酒井前マネジャー
酒井前チーフマネジャーのお話は想像を超える驚きの内容でした。
何故4年間マネージャーをやってきたのか。 日々の練習の中で培う技術・判断力、 そしてほかの誰にも真似できない、このチームの選手との信頼関係、これらを武器に戦うことを、 私は心底楽しみ、これが私がマネージャーをやり続ける理由になりました。
との思いが述べられ、引き続くパワーポインントでのマネジャーの取組みの説明は、驚きの内容であった。
ゲームスタッフ(図-1)
試合では、それぞれに役目を持つマネジャー全員が参画して以下を実施する。
(1) ゲーム160分前に試合会場に到着して、 スポーツドリンクボトルの準備、各選手のテーピングなど 多くの準備作業を実施を実施する。
(2) ゲーム中は試合の動きを記録したり、ビディオ撮影記録、 怪我の応急処置などを分担して実施する。
(3) ゲーム終了後は、ダウンストレッチング、アイシングなど 次の試合に向けコンディションアップを行う。試合終了後のミーティングの記録 を取り、選手のプレー内容の統計数値の整理などを行う。
(4) リーグ戦14試合を含む全43試合についてこれらを実施した。
図-1
図-1 マネジャーの1試合の活動概念図。
試合開始160分前にマネジャーの仕事は開始される。
テーピングについてミーティング
図-2 テーピングについてミーティング
トレーナスタッフ
(1) コンディションアップとして、栄養の取り方、練習後のアイシンの活用、 DNSトレーニングの修得・怪我発生の考え方の修得と活用
(2) フィジカルアップとして、筋力アップトレーニングの適用、リハビリトレーニングの導入 などを実施する。
(3) ゲーム終了後は、ダウンストレッチング、アイシングなど 次の試合に向けコンディションアップを行う。試合終了後のミーティングの記録 を取り、選手のプレー内容の統計数値の整理などを行う。
アナライジングスタッフ
スカウティングデータ
図-3 対戦相手のデータをビデオを見ながら作成。
(1) 対戦相手をデータをもとに分析し、相手の特徴をイメージして試合に臨む。
(2) 対戦する可能性のある全てのチームを予めビディオ撮影しておく。
(3) 月~水曜日で分析、これに基づき木・金曜日に部員全員でミーテイング。
例として入れ替え戦対戦相手の某大学の注目の1年生のデータ例と分析結果の説明があった。
(4) 入れ替え戦対戦相手の某大学の注目の下級生のデータ分析結果の説明があった。 入れ替え戦では20~30点の得点能力を有する一方、持久力に難点があるとの分析結果であった。
リーグ戦への取組み (眞田前ゲームキャプテン、ヘッドコーチ)
眞田ゲームキャプテン
眞田前ゲームキャプテン。リーグ戦を引っ張り苦労も多かったようだ。
東工大チームは自分の意思、考えを言葉で伝えるのが自分含めて苦手な人が多く、 大事なところで意思の疎通を欠きゲームの結果に影響した。  
これを改善するため、自分から率先して大きな声を出して意思を伝える努力をしたところ、 チームも徐々に声を出すようになりチーム内の意思疎通が改善した。  
チームがまとまっていく中でとても大きかったのは下級生の頼もしさです。 先輩が取り組んでいることを真摯に受け止め、必死に成長してくれました。
もっと早くからこのように質の高い練習ができればと残念に思っている。
今シーズンはこの反省もあってか、非常に質の高い練習ができている。
新主将挨拶 (河原 淳主将)
河原前主将
河原新主将の挨拶。
私が入部する前に東工大は5部から4部に上がり、そこから降格、昇格を繰り返してきました。 しかし、昨シーズン入れ替え戦で敗れ4部昇格することができませんでした。
今シーズン4部に上がれなければ来年もし4部に上がることができたとしても、 一昨年の4部リーグを経験したプレイヤーがいなくなり、4部で上を目指すのは難しくなると思います。
そこで、4部定着から3部昇格までねらっていく部活にするため、 下級生が多い今シーズンに5部全勝優勝の目標を成し遂げ、来シーズン以降、 4部リーグで堂々と戦える東工大バスケ部になっておけばいいと思います。
そのために、今シーズンは最上級生が少ない分、現役全員の意見を出し合い、 練習中でも全員がコーチ、キャプテンのつもりで練習をしていきたいと思っています。
そのような状況になるのは難しいことですが、最初の取り組みとして、 全員が話やすい雰囲気を作るために練習後のミーティングで 部員全員が意見を言うという取り組みです。 この取り組みが最後に良い効果として表れればと思います。
監督からのお話 (原 辰次監督)
原辰次
原監督のお話し
昨シーズンは入れ替え戦に敗れ、残念ながら4部への昇格の目標を達成することができず、 3年前に掲げた「3年間で3部昇格」の目標にはほど遠い現状となりました。 原因はさまざま考えられますが、私自身の3つの認識不足に集約されます。
4部と5部上位校の実力に対する認識(長い間離れていたため、正しい認識ではなかった)、
学生のバスケットの理解に対する認識(バスケットボールという ゲームを理解せずにプレーする姿は正直想定外)、
学生の基礎体力に関する認識(想像以上に基礎体力がなく、 怪我が多発する状況にはあきれるばかり)。
この3つは、私の専門の「制御」の実現に必要不可欠な3つの要素である 「センサ」、「コントローラ」、「アクチュエータ」にそれぞれ対応します。
①に関しては、関野技術アドバイザーがこれまでの経験を活かし、 私の認識不足をカバーするとともに、学生コーチに適切な指導を行ってくれました。
③に関しては、私の知り合いのスポーツ整体師(トレーナー)に2度来ていただき、 それを機会にマネージャーたちが自ら学び、体のケアを実践するようになってきました。 これからは、選手自らの意識改革が重要で、それなくしては4部再昇格、 そして4部定着への道はないものと強く感じています。
私が最も力を入れたのは②に関してで、この1年「自らが考え創作するバスケット」 を目指してきました。具体的には、様々な視点で バスケットボールというゲームをどう捉えるかについて説明し、 学生たちに自ら考えるよう指導しました。
その歩みは遅々としたものでしたが、リーグ戦の終盤から、トーナメント、 入れ替え戦と、試合を重ねるごとにその効果が現れてきました。 しかし、まだまだ理解のレベルは低く、高いレベルでの認識の共有とそれに基づく 独創的なチームバスケットの確立がこれからの課題と言えます。 目指すところは、「バスケットを賢く知り、最高に楽しむ」です。 これが実現できれば、4部定着から3部昇格が見えてくるように思います。
 一方、嬉しい誤算(私の期待以上のこと)が2つありました。
① 東工大の「学修一貫教育」という改革に合わせ、「選手+学生コーチの2度おいしいバスケット部」 を提唱しましたが、学生たち自らが考え、「本当に2度おいしいバスケット部」の実現に動き始めました。 嬉しい限りです。
② マネージャーの献身的な働きには、監督就任当初から正直驚いていました。 しかし、さらに驚いたことは(彼女らには失礼ですが)、チームのために何をすべきかを彼女らが自ら考え、 主体的に行動を起こし、実行してきたことです。 この貢献は大きく、この3年間のチームの成長に大きく貢献したと思います。
総括しますと、この3年間の歩みは、新しい東工大バスケット部への第一歩だったと言えます。 学生がそれぞれの立場で考え主体的に行動する、という流れが出来てきました。 その過程を学生たちと一緒に過ごすことができ、嬉しく思うとともに学生に感謝しています。 一方、私自身が考えている理想の実現には、9年(3年x3期)必要かと感じています。 これからの3年は、真の意味での学生主体のバスケット部を築く3年と考えています。 それを強固にするいいヒントを大佛部長からいただきました。 それは、「3度おいしいバスケット部」です。学生コーチを経験した学生が修士修了直後に 何年か社会人コーチあるいは技術アドバイザーとして参画してもらうというアイデアです。 コーチのスキルの習得には時間を要します。 このような流れの中で、そのスキルが継承されていくことに加え、現役と同窓会のより深い繋がり への期待もあります。それに続く3年は、「東工大創作バスケット」の完成に向けた3年として、 チームに関わる全員が「高いレベルでバスケットを楽しみ、成長する」となればと思っています。
その実現には、選手・マネージャーを元気づけていただいた同窓会の皆様のご支援ならびに応援が必要です。 これまでのご支援・応援に改めて感謝するとともに、引き続きよろしくお願いいたします。
集合写真
集合写真
~~~~~~~~ 第2部 ~~~~~~~~
激励と乾杯の音頭 (鹿子木前会長)
  鹿子木前会長による乾杯の音頭で楽しい第2部の幕を開けて頂いた。
鹿子木さん乾杯の音頭
鹿子木前会長の乾杯の音頭
コーチ陣からのお話 (藤本幹太ヘッドコーチ)
藤本ヘッドコーチ
藤本ヘッドコーチ
○ 学生コーチの仕事はとても多く、1年間という短い時間で一人前になるのはとても難しく感じた。
○ 特に、采配は、経験が全てと言っても良いくらい経験が重要であることは肌で感じていた。 廣岡さんがホームカミングデーでおっしゃっていた「10点差以内の負けはコーチのせい」 という言葉にある通り、コーチの手腕が勝敗に大きく影響すると私自身とても感じた。
○ 学生コーチの経験値を継承し、長期的に学生コーチの質を向上させる必要があると考えている。 そのため、コーチの仕事など文章化して引き継ぎ、定期的に直接、練習試合の場で、 後任の学生コーチである眞田と徳田に厳しく接していきたいと思う。
コーチ陣からのお話 (天本十和コーチ)
天本コーチ
天本コーチの挨拶。
4年が個性ある下級生をまとめ上げ、チームとして力を発揮できた、と思う。
この1年間、上の立場として説明を求められることが多かったが、 そのときにコートに立ち戦う選手が迷うことが決してないように、 自信を持って話すことが大事だと感じた。
コーチ陣からのお話 (赤坂博史コーチ)
赤坂コーチ
赤坂コーチ
①選手から立場が変わって言葉で伝えるのに苦労をした。 研究室との兼ね合いで練習に来れない時間が多かったが、 現役の皆には話をしっかり聞いてくれたこと、御礼を言いたい。
②現役は来年に向けて、怪我についてしっかり取り組み、筋トレを頑張ってほしい。
現役と同窓会生隣通しで楽しく懇談
Table-B
Table-B
○ 上はTable-Bの懇親の様子。写真右から2人目が岡安副会長で、このBテーブルの テーブルマスター。パーティのホスト役のようなもので、テーブルの皆がリラックスして 懇談ができるよう気を使っている。マスターの音頭で全員自己紹介をしたテーブルもある。
○ 各テーブルは現役と同窓会メンバーが同数で年齢層も偏らない様工夫されている。 岡安テーブルマスターは時々メンバー表を見たりしながら隣の山部君(現役1年生)と懇談。
○ 写真左から一人目の現役1年生の榊原君は隣の廣岡さん(1974年経営卒)となにやら熱心に話し込んでいる。 多くの現役諸君は、同窓会メンバーが意外とフランクだったと感じ、 同窓会メンバーは現役と話が通じて大変楽しかったとのご意見が多かった。
精養軒の料理
精養軒の料理。
精養軒のハヤシが大好評
精養軒の料理はどれも美味しいが、今回は特に伝統の「ハヤシライス」を入れていただき、 これが若手にも大好評で、ライス抜きでビーフシチューのようにハヤシで食べていた人が多かった。
写真手前は、前主将の新谷君(4年)。肩の荷が下り、料理の前で満面の笑顔。本当にご苦労様。
2年生が考えたチームプレー強化法 (現役2年生)
2年生
左から、山田、峰行、原、麦島、勝の2年生諸君のプレゼンテーション
チーム力向上に向けて2年生全員で話し合い、以下の2つの事に取り組んでいきたいと思います。
1つ目はチームの方針の共有です。
今年は最上級生が少ないということもあり、私たち2年生は副キャプテンの 私山田と峰行をはじめとして皆がチームの方針の決定に関わっています。 それと共にチームの方針などを後輩に共有することが私たちの役割だと思います。
後輩により近い立場をいかしてチームの方針を浸透させたり後輩から 意見を聞いたりするのは2年生だからこそ出来ることだと思います。
2つ目はチームとして個人の能力の向上をサポートするということです。 個人の能力の向上はは各自の練習にもよりますが、チームとしてのサポートが必須です。 人によって得意不得意はありますが、案外自覚していないことがあります。 各プレイヤーの得意な点を伸ばし、苦手な点を指摘してあげることは個々の成長の上で欠かせません。 今までは最上級生に頼っていた面が大きかったのですが、 3年生が1人なこともあり、今年は2年生が率先して行っていこうと思っています。
副キャプテンとして(峰行)
副キャプテンに立候補してこのポジションについたが、厳しい練習の中でこれまで以上に 自分を追い込んでいくこと、また中高でのキャプテンの経験を生かして、 練習中にガミガミ言っていくことを特に念頭に置いている。
 
副キャプテンとして(山田)
4部の舞台を後輩に経験させたい、と強く思っている。 自分の代の時には4部で戦いたいので、今年確実な実力をもって4部へ上がりたいと思う。 とくにプレーでチームを引っ張っていきたい。
1年生が考えた個人プレー向上法 (現役1年生)
1年生
左から、榊原、山部、多田、新本、中井の1年生諸君のプレゼンテーション
(多田)怪我を予防しながら、プレーの幅を広げることを目指す。 そのため安定した視野の確保が必要と考え、姿勢を良く、無駄な動きを減らすことを意識しながら、体幹を鍛えることに取り組みたい。
(山部)ライバルを作って、向上心を持ち続けること。
(榊原)先輩の言ってもらうことに真摯に耳を傾け、特に基礎を意識して練習していく。 また、ハングリー精神を忘れずに挑戦し続ける。  
(新本)理想のプレイと自分の実際のプレイとのギャップを理解して、 理想をイメージしながら練習し、近づけていく。うまい人と一緒にプレイして、盗めるものを盗んでいくこと。
(中井)プレーに最重要ともいえることは精神的な強さと考えるので、 とにかくチャレンジ精神をもって取り組んで行きたい。
後輩マネジャーからのプレゼン (内藤、室伏、下新原、茂木の各マネジャー)
  第1部での酒井マネジャーの説明のブレークダウン説明があった。
マネジャー
茂木楓(1年)、室伏佑香(3年)、酒井美律希(4年)、内藤聡美(3年)
下新原惟(2年)のマネジャー全員集合 with ゲームの大道具、小道具
physical
(内藤) 昨シーズンの反省としてフィジカル、怪我の2点があげられる。 それぞれについて、現状とこれからの取り組みについてお話しする。
フィジカル(体重・筋力) 「フィジカルが足りていない」 と言われてきて、実際にどれくらい足りていないのか。
アスリートの体重設定の際によく用いられるLBM(除脂肪量)は、 体脂肪率10%とすると東工大の新チームメンバー平均が33.7となる。 昨シーズン優勝した東大、武蔵大学のスタートメンバーとは、身長が170~180cmだとすると3.5kgも違うことになる。 そこで今年から筋トレの強化をはかることにした。
怪我
怪我 昨シーズンリーグ戦中の怪我の状態をスライドに示す。 怪我で多いのが捻挫で写真にあるようにチューブを購入した。 右はバランスディスク。今年の取り組みとして個人ごとのトレーニングの導入を始めた。
(室伏)フィジカル強化のため次の3点に着目して筋トレの更なる体系化を図った。
1.長期目標の設定
フィジカル強化長期目標設定
1年間の目標から長期的なビジョンで計画を立てることとした。 体重を増やしたり、筋肉をつけたり、自分の理想の体型となるには ある程度の期間が必要となるので、最終的に自分がどのようになりたいか、 またそのために今年はどこまで持っていけばよいかを考え、 更に具体的にシーズンごとに細かく目標を設定していった。
2年生のY君の例をスライド「長期目標の設定」に示すように最終的に 6kg増量し73.5kgになるよう合宿、今年及び来年のリーグ戦時の 目標を設定して筋力を増加する目標を設定した。
2.ピリオダイゼーション
今年度はピリオダイゼーションをより筋トレに活かすため、 オフシーズンも3期間に分け、それぞれ負荷や回数が異なる筋トレメニューを設定することとした。
3.怪我人用メニューの導入
怪我を予防が筋トレの目的の一つでもあるが、膝が悪いからという理由で 下半身の筋トレをせず、上半身のみ鍛えていると、上下のバランスが崩れ、 下半身の足首や膝といった関節をさらに痛めてしまう可能性がある。そのため、 怪我をしている部位に負担の少ないメニューを作成しバランスよく全身を鍛えてもらえるようにした。
捻挫
(下新原) W君は、足関節の捻挫を繰り返しテーピング、サポーターをして 部活に臨んでいたが、これに頼りすぎて足関節周辺の筋力と柔軟性が弱まり、 捻挫をしやすい状況にあった。この負のループを打破するため足関節周辺のトレーニングを行った。
○ 関節機能の回復を目指したトレーニング
○ 足趾の可動性を向上する目指したトレーニング。 チューブトレーニング、タオルギャザーなど)
○ 痛みがひき、足首をしっかり動かすことができるようになったら スポーツ動作の回復、足関節捻挫の予防を目指した。
マネジャープレゼン
マネジャーのプレゼンテーション。左から下新原、内藤、室伏、茂木の各マネジャー
今まで、怪我への向き合い方の概念がなく、同じ怪我を繰り返すこと多かったが、 今後は選手一人一人と怪我の原因を探り、相談しながら怪我に対する取り組み方を決め、 選手自身の怪我への意識を変えていきたい。
怪我する前に行動を起こして怪我を防ぐ、という考え方を選手にしてもらえるよう、 マネージャー一同努力している。
同窓会員の挨拶
関野技術アドバイザー
関野技術アドバイザー
野口さん
野口直樹氏(2015物理:修士)
芳賀さん
芳賀英次氏(1979年土木)
関野正宏(1993年物理卒):技術アドバイザー企業の指導的立場にあり、 超多忙の中技術指導をお願いしており、原監督の今後の指導者の育成法のお話をフォローされ、 現役及び学生コーチ陣を技術及び精神面で指導を頂いている。
関野直樹(2015年物理卒):今回のリーグ戦は、大学院生が中止になって積極的応援して頂いただき、 応援代表としてご挨拶頂いた。
芳賀英次(1979年土木卒):福島県庁在職中は、現役夏の福島合宿では大変お世話になっています。 県庁退職され2017年春の郡山市市長選に打って出る予定とのことで、 熱烈な郷土愛を感じさせるお話があった。
閉会の挨拶 (岡安彰副会長)
岡安副会長の中締め
岡安彰副会長の閉会の挨拶
現役から4年生に華やかに花束贈呈が行われ、全員で集合写真を撮影、 岡安副会長の閉会挨拶と中締めで2016年応援する会が閉幕した。
2016年応援する会
応援する会ppt表紙
2016年応援する会(本ページ)
司会・ホームページ作成
山本文雄司会
山本文雄副会長
カメラ撮影:小関伸夫幹事
 
サンタ 新本君のサンタ
私はお酒を飲まないサンタです。
1年生でポイントゲッターの新本君の名札の右下に「サンタ」の絵が描いてある。 この絵がある人はお酒を飲まないし、ある人には勧めない。
(用意したサンタのシールを当日忘れたが、 現役マネジャーは 該当者全員の名札にサンタの絵を描いて間に合わせた。 少し小さいが、ぬくもりがあり効果的なサンタとなった。)
各テーブルの懇談の様子。
table-A
table-A
table-B
table-B
各テーブルの懇談の様子。
table-C
table-C
table-D
table-D
「フレッシュさ」と「嬉しさ」いっぱい
フレッシュ中井君
フレッシュさいっぱいの
1年中井君のプレゼン。
花束贈呈
嬉しさいっぱいの花束贈呈
2016年応援する会 参加者名簿     
番号 氏名 卒年・学科
1 鹿子木 基員 1958年化学卒
2 青田 正明 1961年機械卒
3 岡安 彰 1963年機械卒
4 八嶋 建明 1963年化工卒
5 福島 正之 1967年建築卒
6 松田 勲 1967年電子卒
7 山本 文雄 1967年応化卒
8 横山 功一 1969年土木卒
9 大野 隆造 1972年建築卒
10 小関 伸夫 1974年建築卒
11 原 辰次 1974年制御卒
12 廣岡 三男 1974年経営卒
13 芳賀 英次 1979年土木卒
14 冨田 博幸 1987年応物卒
15 関野 正宏 1993年物理卒
16 三橋 慶喜 1964年制御卒
17 守屋 洸洋 2015年機械宇宙卒
18 野口 直樹 2015年物理卒
19 赤坂 博史 2016年化学卒
20 天本 十和 2016年機械科学卒
21 藤本 幹太 2016年土木卒
22 眞田 怜 4年・有機材料
23 新谷 勇介 4年・機械宇宙
24 徳田 大樹 4年・機械宇宙
25 古川 圭介 4年・地球惑星
26 酒井 美律希 4年・化学
27 河原 淳 3年・機械宇宙
28 内藤 聡美 3年・生命科学
29 室伏 佑香 3年・生命工学
30 勝 雄太郎 2年・無機材料
31 原 舜弥 2年・化工
32 麦島 育 2年・化工
33 峰行 拓馬 2年・制御
34 山田 雄太 2年・情報
35 下新原 惟 2年・生命
36 榊原 光希 1年・4類
37 新本 知也 1年・4類
38 多田 亮太 1年・3類
39 中井 龍哉 1年・4類
40 山部 貴央 1年・7類
41 茂木 楓 1年・3類
42 小川 智弘 客員会員