はじめに

花束贈呈

現役から花束贈呈される4年生

リーグ戦を終えた現役から話を聞き、応援しつつ楽しむ会
【応援しつつ楽しむ会―第1部】

今年のリーグ戦の結果は、3勝8敗で5部自動降格と4部の厳しさを味わったが、試合内容は緊迫したもので 「4部で勝てない相手はいない」との強い感触も得て、今後に向けての可能性も示した。 更に、苦戦しながらも最後まで健闘したことにより、現役諸君、特に4年生は人生における大きな糧を得たように見える。
司会の山本幹事

司会の山本幹事

この度、現役諸君から「1年間の計画と実施についてのまとめ」をしたいとの話もあり、 今回の会を開催することとなった。特に、4年生の「まとめ」は、次期チームへの貴重な引き継ぎ書であり、 なにより現役諸君が昨年度設定した「学生として人として成長する」ことへの成果発表でもある。
今回の会は2部構成となっており、第1部は以下の内容で、着席し集中してお話を聞く環境で実施した。
なお、第2部は、お酒も入り、料理をつまみながら、少しリラックスした雰囲気でお話を楽しんだ。

鹿子木会長(透明)

鹿子木会長からのメッセージ

鹿子木会長

挨拶をされる鹿子木会長

全試合が終わった直後、現役の皆さんの目が、達成感に満ちて輝いていたので、 この感動をみんなで共有したいと考え、この集い開催を関係者に諮った。 同窓会メンバーからも寄付を頂き支援して頂いている。
提案があります。バスケットの知識を高めよう。その具体的方法として、共通のバイブルをもつことを提案します。 共通のバイブルを持つと、お互いの間のコミュニケーションがしやすくなります。 実は、既に始めている活動ですが、更に進めるとよいと思います。 日本はバスケ後進国で良い書物が極めて少ないので、先進国のアメリカの書物の中から選ぶとよいでしょう。 例えば、日本で勲4等瑞宝章を受章しているピート・ニューウェルの書いたものなどが候補になるでしょう。
*1)Pete Newell’s Defensive Basketball: Amazon$19.95
例えば、ピート・ニューウエルのディフェンシブ・バスケットボール 1,000円から2,000円で買えるものです。
現役の部活を向上させるには。同窓会もリテラ シーをあげる必要があります。 現役諸君には、一石二鳥の効果があります。 これからの時代、グローバルに活躍する際に英語でバスケットの話ができたら素晴らしいし、 原先生のバスケットについての著作活動のパートナーになる可能性もあります。 書くときには、新しい中身が必要ですが、バスケットのプレーでは100分 の1秒のタイミングを競う駆け引きについて書いた本は 今はありませんから、発展したバスケットボールの著書を書く可能性があると思っています。
東工大のバスケットの道を構築しよう。東工大のバスケットの道とは何か? 畑敏雄先生が、1939年 に東工大校友会10年史のなかに素晴らしい文章で書いておられる。
(東工大バスケットボール部85年史参照)
バスケットを楽しむ道は 多様だが、大きく分けて二つある。気晴らしのためにやる、 一時 の目的のための活動(第二義の活動)、と、人生の目的に連携した活動(第一義の活動)だ。 従来、東工大の方針は成り行き任せ、部の方針は歴史的に揺らいで来た。 最近は第一義志向になっているでしょう。
他校の事例としてMITのホームページには、MITEngineersの歴史がMITのホームページに紹介されている。 約110年の歴史です。要約しますと、1900年の年末に、 学生 たちが学長にバスケットについての支援をお願いして、学長は直ちに支援を決めた。 とある。 その後、1912年一時解散するという試練を経て、 正式にコーチを雇用するにいたったのは、 1960年とある。 いろいろなことが紹介されている。1試合の個人最高得点記録は、 2008年誰それが上げた43点だそうです。
藤本君の記録は何点ですか?
 藤本「今年は、38点、去年は41点でした」
 鹿子木「私は、東大 と戦って43点入れた。(他に稲垣副会長の対筑波大学戦、39点がある)
歴史に書いておいてください」
さあ、楽しむ会を楽しみましょう。

原監督(透明)

原監督挨拶

原監督挨拶

原監督の挨拶

ジャイアンツの原監督は負けて引退したので、私もそうしようかと思っていたが、 私自身3年計画を立てたので、今回の結果を受けて気持ちは前に進んでいるといことを挨拶として述べさせていただきたい。
自分自身10年ちょっとは現場を離れていたので、5部はなんとなく自分のイメージでいけたが、 4部のイメージは甘かったと反省している。私自身が3部でやっているころの3部と 今の4部は同じくらいかなと言う感じもする。そうすると、普通に考えてやっていてはだめで、 改めて東工大のバスケットを作っていかなければいけないと感じたのがリーグ戦通じた総括です。
鹿子木さんから紹介のあった、監督引き受けているのは、いろんなことはあるが私にとっては 定年後「バスケットと制御」という本を書きたいと考えている。その現場をやっているということで、 うまくいかなかった時こそ、そこにヒントが有ると言う意味では感謝している。 選手諸君、そんなに喜ばなくてよい。
リーグ戦終わって、自分自身降格ははじめての経験であり、思った以上に落ち込んでいて、 1週間ほど落ち込んだ。私の制御の研究成果が停滞して日本及び世界の研究が遅れた責任を選手の皆さんも一緒に感じてください。 半分冗談で半分本当。
バスケットボール部の監督しながらグローカル制御の観点でうまくいかなかったということで、 いろんなことを考えたという意味では、大きく展開できるのではと思っている。 要請を受けたので、もう一年一生懸命やるので、学生諸君と一緒になってそっちの方向に行けば良いと思っている。
最後、インクリメンタル的な改善での強化だけでは4部に定着し3部を目指すチームになることは難しい、と認識した。 飛躍的な進歩をしないといけない。そこで、リーグ戦終了後のミーティングでは、以下の2点の必要性を述べた。
・各自各個人、一人一人が自ら主体的に考えるバスケットへ
この部分が無いとフィジカルに劣る東工大のチームとしては目標を達成できないだろうということ。 もう一つは、
 
・層を厚くし、メンバー全員で戦える層が厚いバスケットへ
モットーとしては「チーム全員で考え実現する創作バスケット!」 が私が今描いている東工大バスケット部のイメージです。 学生たちと一緒に新たな挑戦をするので、引き続きもう一つ、二つほど上に行けるよう ご支援、よろしくお願い申し上げます。

高山前主将(透明)

高山前主将挨拶

高山前主将の挨拶

高山前主将の挨拶

前主将の高山祐樹です。3、4部リーグ定着、合わせて人として学生として成長するを長期目標とし、4部上位進出を年間目標として活動した。
4部は、個人能力を武器に1対1を中心とした速い展開のチームが多い。また、5~10cm身長差があり、 1対1のみでは相手の得点を上回ることは苦しい。そこで、格上のチームと対等以上に戦うために昨年度を引き継ぎ、 コリアンスタイル(注1)を導入し、ディフェンスも3種類を使い分け、 相手のオフェンスに対し、先手先手を取って試合を進める展開で行ってきた。 その中でも24秒を有効に使い往復回数をコントロールして、90:70が理想的展開のところ、 全体の点数を80:60に収めて勝つことを目指した。
個人力向上の新たな活動を行った。一つ目は、DNStraining(動的神経安定化トレーニング)(注2)で、 本年度から週に日を決めて全員で取り組んだ。 2つ目は、今まで、バラバラに実施していた筋肉トレーニングを統一して正しく鍛えられる体制を整えた。
リーグ戦は、3勝11勝で自動降格となったが、各試合で格上の相手に対しせった部分があり、 自分で言うのもなにだが見ごたえのある試合展開もできた。 結果はついてこなかったが、自分も含め後輩も選手としても人として大きく成長できたのではと考えている。 4部の経験を活かし5部で全勝優勝の報告を聞けると思う。
最後に、今年度最も強く感じたのは 自分が多くの人に支えられているということであり、 原先生、コーチ、関野さん、同期の4人にはには本当に感謝申し上げる。同窓会の皆様にも応援して頂き勇気づけられた。 結果を残すことかなわず、口惜しさと申し訳なさでいっぱいだが、 これからはできる限り現役をサポートしてゆくつもりだ。同窓生には現役への温かいご支援をよろしくお願いいたします。
(注1)(コリアンスタイル:シュート力重視。オフェンスのリバウンドはあまりやらない。身長差があるため。) (注2) DNS(Dynamic Neuromuscular Stabilization )Training (動的神経筋安定化 訓練:赤ちゃんの発育・発達の過程で行ている運動学習法)

新谷主将(透明)

新谷新主将挨拶

今シーズン主将務めさせていただきます新谷です。チームの体制、紹介、年間の試合計画、5部リーグの体制、目標についてご説明する。 部員たちの写真、自然な姿を見て頂きたくて、かってに集めましたので、写真もお楽しみください。
新チームの体制について説明する。なお、学年は2015年11月3日現在のもの。
***コーチ陣***
コーチングスタッフ
左から藤本幹太ヘッドコーチ、天本十和赤坂博史アシスタントコーチ
守屋洸洋コーチ指導
エースとして活躍された藤本さん(4年)にヘッドコーチを、 天本さん(4年)、赤坂さん(4年)にアシスタントコーチをお願いしている。 昨シーズンコーチして頂いた守屋さん(修士1年)に、昨シーズン原監督や関野技術アドバイザーから教えて頂いた コーチのやり方を週に1~2回新コーチに伝えて頂く。
***3年生(来年の4年生)***
3年生
左から新谷勇介主将、徳田大樹副将、眞田伶ゲームキャプテン
酒井美律希チーフマネジャー
主将は新谷(3年)、副将徳田(3年)、ゲームキャプテン眞田(3年)、チーフマネジャー酒井美律希(3年)の布陣としている。
部員の紹介はポジションごと紹介する。
***ガード***
ガード
左から徳田大樹(3年)、河原淳(2年)、原舜弥(1年)
ガード徳田、試合には出たが悔しい思いをした河原(2年)、フォワードとしても期待でき、 ガードとしても将来有望視されている原(1年)、徳田は怪我で苦しみ、試合ができなかったが今年は活躍期待されている。
***フォワード***
フォワード
左から眞田伶(3年)、石川敦之(2年)、峰行拓馬(1年) 麦島育(1年)、勝雄太郎(1年)、山田雄太(1年)
フォワードは、ゲームキャプテン眞田、広報でご存知の石川(2年)、 試合に出て活躍した峰行(1年)、麦島(1年)、勝(1年)、 山田(1年)は1年生ながらスタメンで活躍し今後も期待している。
***センター***
センター
左から新谷勇介(3年)、福原雄飛(2年)、関戸凜太郎(1年)
センターは、 新谷、福原(2年)、大学からバスケットボールを始め上達した関戸(1年)、 この中で特に福原はリーグ戦後半3週で大きく成長し、期待している。
***マネジャー***
マネジャー
左から酒井美律希チーフマネジャー(3年)、内藤聡美(2年)、室伏佑香(2年)下新原惟(1年)
マネージャーとして、先程説明した酒井、高校ボートで全国まで行って全国の部活は何たるものかを知っている内藤(2年)、 室伏(2年)、下新原(1年)
大会計画:引き継続き、以下の表のような年間の大会計画と5部のブロック分けの仕組みなどの説明があった。 大会計画:ここをクリックして覧ください。
今年の抱負は、勝利にこだわる。どんなことでも勝利にこだわる。練習試合で負け癖着いた。 今年はどんなことがあっても勝負にこだわることを目標にしてゆきたい。

4年生(透明)

4年生挨拶

高山祐樹さん
高山さん挨拶

高山祐樹さん挨拶

自分の人生の中で、初めて主将という大きな役目を担わてせていただき、 この一年で本当に人として大きな経験経験をさせていただいた。東工大にこれてよかった。
(問)最後の頃随分ジャンプシュート入るようになった。コツはなんですか?
(答)最初は入らなかった。形変えてみたり、有名な選手を真似てみたりした。 偶然最後の試合の直前に見た選手のイメージが良かった。人生はじめて2桁得点。 良い経験。この経験をもって現役をサポートしてゆきたい。
天本十和さん
天本さん挨拶

天本十和さん挨拶

慣れないこと続きで大変苦労した。ディフェンスとリバウンド頑張っていれば良いと考えていたが、 副将となってからリーダシップをとり自分も頑張りつつ声をかけて頑張らせるを念頭に置いて最初の1月はよかたが、 部活ばかりの生活体に負担、3月頃膝足を怪我。最終的に4部のコートに立ててよかった。 4年生に言えるのはどんな怪我しても最後はコートに立って元気に終わってほしい。
森本悠斗さん
森本さん挨拶

森本悠斗さん挨拶

この前のリーグ戦で引退したが、大学以外中学、高校と約10年間バスケをやってきたが、 大学の4年間は、同窓会など応援が多く、応援が力になるのを感じた4年間でした。 4年生の最後に4部で試合できたのは前チームのおかけですが、最後はコートにたてたのは自分なりによかった。 ありがとうございます。来年、 これからおそらく大学院生とかなる予定なので、身近なOBとして現役を支援してゆきたい。
赤坂博史さん
赤坂さん挨拶

赤坂博史さん挨拶

自分氏自身昨年の祝勝会にでれなく、3年の時部活離れ、4年生から部活に戻る形となり、 多くの方に支えられて部活という場に戻れてよかったですし、そのことで感謝すること多い。大学の部活1年の時は試合にでれず、2年の時4部から降格、3年は部活を離れ、今回4部降格で結果を出せない挫折の多い部活生活っだたなーと思うのですが、やはり結果が見えないと成長がつかみにくものですが、4年間で自分と先輩や後輩や同期の異なる考えの人と真剣に話し合うことで自分の考え方など得るものが多かったと思う。後輩にも目に見えない人間的な成長もあり効果もあるので真剣に部活に取り組んでほしいとの思いがあります。同窓会の皆様には現役が必死やっているところを応援に来ていただきたいと思います。最終的に、部活の一員としてここにたてたことを感謝したい。
藤本幹太さん
藤本さん挨拶

藤本幹太さん挨拶

このような会にださせてもらい同窓会に感謝申し上げる。 2年生から試合にださせてもらい、そのころは先輩方に引っ張てもらいながら自分のプレイをしてきたが、 4年生となって自分がエースとしての立場になって先頭に立ってやってきた。 練習でも、模範になり自分が支えなければと思い、声を出したり泥臭いプレーすることもてやってきた。 フィジカルプレイにしても、2年の時4部で戦ったので、 そこで感じたフィジカル部分だったり技術的なことを活用し勝ってやろうとやってきた。 個人としては、4部の得点、リバウンドは2位、 1位は上部大学の195cmのアメリカ人に30得点、20リバウンドとだんだんとかなわなかくなったが、 学芸大や茨城大戦では自分の力を出して勝利に結びつけることができたと思っている。 周りの支えもあって自分としては頑張れたと思うので感謝している。 頑張ったが自動降格となったが、今シーズン、ヘッドコーチとして依頼されたので、 4部での経験をコーチとしてOBとして活かしていければいいなと思っている。