第177回例会・講演会 2018年12月10日(月) 

 蔵前技術士会では、次の通り例会・講演会を開催いたします。
 蔵前工業会会員ならびに会員外の多数の皆様の参加をお待ちいたします。

日 時:2018年12月10日(月)18:00~20:50
講演会:18:00~19:50
交流会:20:00~20:50

会 場:東工大蔵前会館1階ロイアルブルーホール 
東京都目黒区大岡山2-12-1 最寄駅:東急目黒線・大井町線大岡山駅下車1分
アクセス: 地図

講演;
講演1:「ミリ波レーダー用ICの開発」
蔵前技術士会会員(電気電子部門)岡崎 孝男 氏(S54機56修59物)
【講演要旨】
 私自身が行ってきたIC開発の概要を説明し,特にミリ波レーダー用ICの開発について,以下について述べる。
(1)ミリ波レーダーでの変調方式と,距離,相対速度を検知する原理について。
(2)レーダー方程式による,検知距離と受信回路の雑音指数との関係について。
(3)物標から反射してきた信号の到来方向を推定する原理について。
(4)ミリ波レーダーを構成するミリ波レーダー用IC以外のICについて。
(5)ミリ波レーダー用ICは車載という厳しい環境で使用されるため,開発時,生産時において課題が多く,どのような対策を行ってきたかについて。
講演2:「岐路にきた日本の安全管理」
東京工業大学 環境・社会理工学院 特任教授 中村 昌允 氏  
【講演要旨】
 「リスクゼロ」を求める日本社会の安全に対する考え方はグローバルな考え方と少しずれている。日本学術会議は「工学システムにおける安全目標」として、基準A(如何に有効な工学システムであっても最低限満たすべき基準)と基準B(ここまでリスクを低減すれば更なるリスク低減措置を必要としない)を提言している。
 最近の事故はリスクアセスメントと変更管理の不備に起因しており、強いといわれた日本の現場力に陰りが出てきた。
製造現場は「人」、「設備」、「管理範囲」が変化しており、特に、年齢構成が従来の若年層と熟練層からなる「二山構造」から、「一山構造」への移行過程にあり、数年後には熟練技能層がいなくなる。このことを受け止めたトップ主導の「リスクベースの安全管理」が求められる。

事前配付資料がここからダウンロードできます。

交流会;

参加費:講演会500円(会員、会員外共、学生は無料)、交流会500円  (学生は無料)

申 込: ここ をクリックし、申込フォームのページより申込みください。
当日飛び入り参加もできますが、申込みはできるだけ2018年12月7日(金)までにお願いいたします。
問い合わせ/申込キャンセルは 、< guide@krpe.net >にお願いいたします。