- トップ >
- 蔵前技術士会TOPページ >
- 蔵前技術士会の記事 >
- 第50回蔵前科学技術セミナー 2025年10月18日(土)
第50回蔵前科学技術セミナー 2025年10月18日(土)
をテーマに『科学技術で善き未来を共創する研究(VI: Visionary Initiatives)』に取り組む東京科学大学の先生方にご登壇いただきます。
蔵前科学技術セミナーはどなたでもご参加いただける講演会です。大学生・中高生・一般の方のご参加を歓迎いたします。
参加費 講演会:無料、交流会:3,000円
・学生の方は交流会も無料とします。
・交流会費は当日、会場受付時に現金にてお支払いください。
申込 下記をクリック
科学技術セミナー申込 |
・ お申込みは10月16日までにお願いします。
・ 申込みフォームでは「講演内容の写真撮影、録画、録音またはそれに準ずる行為を行わないこと」にご同意いただきます。
・ 参加方法で「会場(大岡山)」を選択いただいても、会場の人数制限によってご希望に添えない場合があります。
・ お問合せ/申込み後のキャンセルは、こちらからお願いいたします。
・ 開催数日前に、オンライン参加に必要な情報を申込み時に記入したメールアドレスへお送りします。
講演会 大岡山/オンライン 13:00~17:15
大岡山会場:東京科学大学蔵前会館くらまえホール
オンライン:Zoom Webinar
「ビジョナリーイニシアテイブで善き未来を共創する」
理事・副学長(研究・産学官連携担当) 波多野 睦子 氏
善き未来を描き、その実現を目指す研究体制「ビジョナリー・イニシアティブ(VI)」を全学に導入します。VIは、従来の分野別・縦割りの研究体制を横断的に変革する仕組みであり、国内外の産業界や大学をはじめとするステークホルダーとの共創を通じて、グローバルイノベーションを駆動します。
善き生活 真に豊かな人生を実現する
「科学はすべての人の健康と福祉のために」
医歯学総合研究科 教授 石川 文彦 氏
科学技術の革新は、便利で豊かな生活を実現した一方、少子超高齢社会、加速する地球温暖化は、悪性疾患の頻度を高め、疾患の多様化を引き起こしています。私達 Science Tokyoは、東京工業大学と東京医科歯科大学の統合というモメンタムを迎えた今こそ、分野を超え、世代を繋ぎ、健康に関わる課題解決へ向かうことを決意しました。疾患の僅かな予兆を検知するデバイス開発、口腔衛生から脳機能を守る取り組み、優れた外科医の技術を普遍化する工学など、どれもが理工系・医歯学系の共創ゆえの取り組みです。世界の健康と幸せに目を向け、科学の力で課題解決する "Visionary Initiative for Better Health” についてご紹介いたします。
「各人が精神的に豊かな人生を実現する」
副理事(医療工学担当)・副学長(融合研究・イノベーション担当)・生命理工学院 教授 廣田 順二 氏
ビジョナリーイニシアティブWell-Vitality Scienceでは、精神的に豊かな多様な人生を実現するために「①こころの健やかさと共に生きていく豊かな生活の創造、②脳の個性と特性を理解し人の可能性を拡大、③楽しく老いる障害をすべての人に、④心身を育む未来型スポーツ環境の整備」をメインテーマとしています。本講演では、本イニシアティブが描く未来と参加研究者・コア技術を紹介いたします。
善き社会 新たなフロンティアを開拓する
「サイバー・フィジカル空間で共創社会を開拓する」
副学長(研究戦略・研究企画支援担当)・工学院 教授 阪口 啓 氏
本ビジョナリーイニシアティブでは、フィジカル空間のデジタルツインをサイバー空間に構築し、デジタルツイン内のAIによるリアルタイムな予測をフィジカル空間に戻すことで、人とAIの共創社会の構築を目指します。本講演では、スマートモビリティやスマート漁業における研究成果を例に、Innovative-Life Societyの実現に対するビジョンを示します。
「宇宙生活圏を開拓する」
未来社会創成研究院 教授 関根 康人 氏
太古より、人類は宇宙を知ることで世界観を獲得し、自分が何者かを考えてきました。現在、宇宙の創世や地球外生命まで科学が及ぶ一方、人類は生活圏を月火星に拡大しようとしています。本学のVI「宇宙生活圏の開拓」では、“どうやって”宇宙で生活するかという技術開発と同時に、“なぜ”人類は宇宙に進出するのかという意義も考えていきます。本講演では、そのVIが主導する融合研究や宇宙探査の最前線についてお話しします。
善き地球 持続可能な地球を実現する
「グリーントランスフォーメーションで持続可能な未来を実現する」
環境・社会理工学院 教授 後藤 美香 氏
地球温暖化や気候変動問題に関連した話題を毎日のように見聞きするようになりました。VI GX Frontierは、「グリーントランスフォーメーションで持続可能な未来を実現する」、というビジョンを掲げ、課題を解決することを通して、持続可能な社会への変革をさまざまな科学研究成果により後押ししていきます。講演では、経済性と環境性の両立について、研究事例を紹介しながら、社会経済システムの変革について議論します。
「災害・パンデミックにレジリエントな社会を実現する」
医歯学総合研究科 教授 石野 智子 氏
新型コロナ禍から私たちは、小さな病原体が簡単に国境を超えて私たちの生活を脅かすこと、個人や一つの国で、感染症に立ち向かうのが困難なことを学びました。現在及び次の感染症に対応するための技術を、地球規模で協働し開発しましょう。加えて日本は、自然災害の多い国です。過去の経験から学んだことを生かし、災害被害を最小限にする仕組みを構築し世界へ発信しましょう。基盤研究という貴重な蕾を、研究分野、国境を超えて連携することで、自然災害や感染症蔓延から地球上の人々の暮らしを守るために役立てたい。そんなビジョンをお話しいたします。
・ 内容はやむを得ず変更する場合があります。
交流会 大岡山 17:30~19:00
会場:東京科学大学蔵前会館手島精一記念会議室