材料開発、AIで脱・職人技、東工大、ロボと実験反復、理研、分子構造から探索(日本経済新聞、10/15) 物質理工学院:一杉 太郎 教授

人工知能(AI)を駆使し、研究者の経験と勘に頼る材料開発を変える成果が相次いでいます。東京工業大学はロボットとAIが協調して実験を繰り返し、新材料を見つけるシステムを試作しました。従来は研究者が実験を繰り返し、新たな性質の材料を探し当てていましたが、実験には研究者の職人技的なノウハウや偶然に左右される部分もあり、試行錯誤が必要で、開発は長期化しがちでした。東工大の一杉太郎教授らのシステムは、AIが実験計画を考えてロボットが合成する実験と性能の評価を繰り返す。解析した実験結果をAIが学習し、次の実験計画を立てます。失敗のデータも生かしながら実験と解析を繰り返し、狙った性質を発揮する材料の組成と合成法などを探す。一杉教授は「10倍の速さで材料探しが進む」と話しています。
・一杉研究室のご紹介:http://www.apc.titech.ac.jp/~thitosugi/members.html


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