支援実績紹介

会社名 (株)サンテック
活動内容 1.東工大教員による出張講演会の開催
 ・開催日時:2023年3月2日(木)15:00-17:30
 ・講師:東京工業大学 工学院 機械系 武田 行生 教授
2.出張講演会の内容と今後の展開
 ・サンテックの事業概況:宇宙・航空など極めて高度な産業分野において金属部品の精密加工、導波管製造、治具製作等で50年の実績を有している。
 ・講演目的:当社のものづくり力向上、従業員の学びの機会提供を目的として東工大産学連携本部に協力をいただき武田先生の講演会を開催した。
 ・講演内容:武田先生が機構学を基盤とする「最小のメカニズムと最小の制御によるシンプルなロボットづくり」について、以下の実例による詳細な紹介があった。
    ①リンク機構で簡素・軽量なパラレルマニプレータから現在デルタロボットに至る開発経緯
    ②過酷な使用環境に耐える弾性ジョイント
    ③パラレルマニプレータの故障診断方法
    ④2枚のダイスの相対位置を制御して長尺材を3次元自在に曲げ加工するパイプベンダ
    ⑤シンプルな機構のリハビリ支援ロボット
 ・現場視察:本社工場およびzoomで結んだ新庄工場を視察いただき、当社のものづくり力をご理解いただくとともに、有益なアドバイスをいただいた。
 ・今後の連携:本業の精密機械加工にとどまらず、当社が新規分野として注目している農業での産学連携の可能性が示唆された。
3.KVSの支援活動内容
 ・今後継続して、サンテックの事業に資するような分野で活躍されている教員の紹介に努める。
 ・講演会をきっかけとして、継続的な連携を支援する。
 
支援企業からの
コメント
2019年度から毎年開催されている出張講演会は、当社にとって大変有益な学びの機会であり、KVSのサポートに大変感謝しております。
担当コーディネーター 三谷 明夫、林 保之

会社名 (株)サンテック
活動内容 1.東工大教員による出張講演会の開催
・開催日時:2022年3月4日(金)15:00-17:30
・講  師:東京工業大学 工学院 遠藤玄教授
・講演題目:「社会実装をめざした先端ロボットの世界」
2.出張講演会の内容と今後の展開
・サンテックの事業:宇宙・航空など極めて高度な事業分野における金属部品加工・導波管製造・冶具設計等で50年の実績を有している。
・講演目的:(株)サンテックのものづくり力の向上、従業員の学びの機会の創出の目的で東工大の遠藤教授による講演会を開催した。
・講演内容:遠藤先生が研究開発されてきたロボットの事例をもとにして、以下の項目について動画を用いて詳細な紹介があった。
①Roller-Walker(博士論文)、②超長尺多関節アーム、③バルーン型ジャコメティアーム、④飛竜:多関節アームとドローンの組合せ、⑤食品把持グリッパ、⑥酸素ボンベ搭載電動カート、⑦4足歩行ロボットTITAN-E1、⑧3Dプリンターによる部品製作
・現場視察:Zoomを使って本社工場と新庄工場を結び、製作品の展示を含めてサンテックのものづくり力をご理解いただくとともに、有益なアドバイスを頂いた。
・今後の連携:遠藤教授にサンテックの精密加工技術をご理解いただけたので、技術力強化へのご指導と研究設備の製作等への活用に生かしていく。
3.KVSの支援活動内容
・出張講演会開催に向けて、東工大メンバーシップ会員に加入して研究・ 産学連携本部のサポートを受ける必要があり、その手続きを支援する。
・サンテックの事業に資するような分野で活躍されている教員を紹介する。
・推薦した教員との打合せに同席し、両者の特質を理解している立場を活かして、成果のあげられる講演内容や工場見学を提案する。
・講演会をきっかけとした継続的な連携を支援する。
 
支援企業からの
コメント
KVSの東工大との強い連携を生かしていただき、東工大の先生にご指導いただくに際して強力なサポ―トをいただいています。

2019年度、2020年度に続いて2021年度も3回目を迎える出張講演会を開催できました。大変有益な学びの機会を持つことができ、KVSのサポートに大変感謝しています。
担当コーディネーター 三谷 明男、 林 保之

会社名 連携企業名:(株)XTIA、(株)サンテック
活動内容 「3次元形状測定装置」(左図の写真)を精密金属加工分野への活用
XTIA(クティア・旧光コム)は、光コム(光周波数が櫛(comb)のように等間隔に並んだスペクトルを持つ光信号)を使って、直進型レーザでミクロン精度の測定を行う3次元形状測定装置を販売している。
サンテックは、常に最新の加工技術を導入し、無線通信用機器に利用される部品や航空宇宙・防衛に利用される部品づくりを行う。
XTIAの3次元形状測定装置は、既に、自動車等の製品の製造ラインの検査工程に採用され好評を博している。今回、サンテックの高難度精密加工の検査工程での活用可能性の検討を行った。1年以上にわたる3次元精密計測の共同検討を重ね、類似他社製品に対して導入価格は上回るが、検査工程の大幅削減、検査時間の大幅短縮が実現できることが分かり、採用することにした。
サンテックで加工している高難度精密加工品は、これまで中間検査・出荷検査でそれぞれ毎回6H程度要していたが、XTIA社の光コムレーザ測定機を使用する事により50%の検査工数の削減になり作業効率の向上に寄与した。現時点ではリピート品の検証のみに画像測定機を導入している、実績を積み、新規品にも適用範囲を拡大する計画。
今後は、両社連携して精密加工分野での3次元形状測定装置の普及拡大に取組んでいく。

KVSの活動:製品の製造ラインの検査工程で採用実績のある3次元形状測定装置を金属部品加工工程に活用することを提案した。両社の積極的な連携
支援企業からの
コメント
KVSのコーディネーターの方は、支援企業の技術の特徴や新たなニーズを的確に把握されていて、支援企業のニーズに合った企業様や技術を的確にご紹介頂けるので非常に助かっております。
担当コーディネーター (株)XTIA担当コーディネーター:富田祐一、伊久美功一           (株)サンテック担当コーディネーター:三谷明男、安味直昭、林保之

会社名 東京ドロウイング(株)
活動内容 ・半導体および電子回路設計、プリント基板設計、筐体構造設計、組込みソフト設計、各種シミュレーションを含めた開発体制を持つ総合エンジニアリング企業で、下記のような支援要請を受けて支援活動に取組んでいる。
・新規顧客開拓支援: ビジネスフェア(西武信金主催)、TAMA協会・技術連携交流会等、KVS組織連携先での展示会への参加で、これまでの大企業納入実績をベースとして高信頼性の試作から量産の設計対応能力を訴求することにより、幾件かの新規顧客開拓ができ、新規事業となっている。
・KVS支援企業との連携支援: 長谷川、富田各コーディネーターの人脈を生かして、KVSものづくり企業(KMRC交流会参加企業)の数社と、無線機器、ロボット、衛星部品等の受発注関係ができて、継続している。
・東工大との連携支援: ミリ波技術指導要請を受け、東工大の研究室を紹介した結果、貴重な技術指導を得ることができ開発推進に生かすことができた。
支援企業からの
コメント
公的機関・大学関係・メーカー企業様からの(要素技術に関わる開発ニーズ)を情報としてお持ちの為、精度の高い商談に繋げられることができ、深く感謝しております。特に、弊社の開発力や特徴などを深くご理解いただけている為、大変有益な支援・情報展開の実績を享受できており、引き続きのご支援を期待しております。
担当コーディネーター 長谷川誠、富田祐一

会社名 サンテック(株)
活動内容 ・マイクロ波通信用に利用される金属部品加工や導波管製造、および航空宇宙・防衛装備品に利用される金属部品加工等のものづくり分野で、高精度・高品質の各種金属部品加工を行っている。精密加工技術を生かした新規顧客開拓や生産システム改善の支援要請を受けて支援活動に取組んでいる。
・新規顧客開拓では、梶原、長谷川、三谷の各コーディネーターの人脈を生かして電機メーカ、通信機メーカ、重工メーカに紹介した。電機メーカでは、精密金属加工技術と短納期開発力が注目され受注につながった。その後、価格・納期等の製品対応が評価され、このメーカからは取引先口座を開設いただけることになった。
・組織連携先のベンチャー・中小企業支援企画を紹介し、首都圏産業活性化協会の新規取引先開拓、㈱ケイエスピーのマッチングフォーラム、等企業連携の機会に積極的に参加した。
・平成30年に入り生産性改善の相談を受け、生産計画管理システムの導入を検討することにした。安味、三谷両コーディネーターがKVS支援要請企業のアスプローバ㈱を紹介し、「ASP製生産スケジューラー」の導入に向けて検討を開始した。
支援企業からの
コメント
東京工業大学の同窓生の人脈による大企業を紹介いただき納入実績も出すことができました。また、これまでお付き合いのできなかった企業と商談ベースの連携が多数できました。何よりKMRC交流会では異業種企業と交流する場を与えて頂き、大変有益な支援・情報をいただいており深く感謝しております。
担当コーディネーター 三谷 明男、梶原 肇、安味 直昭、長谷川 誠

会社名 (株)光コム
活動内容 ・支援開始2011年、光コムの測定器としての超高精度センサーの能力にほれ込んで支援開始。3名程度のチームを組む。
・実験室レベルのデモと高精度距離計能力を売りとして、三菱重工相模事業所、日産自動車、FANUC等に売り込み。実験室デモ、机上検討など進んだ。  特に自動車産業の客先がどういう製品がほしいのかは、理解できた。
・ただ、具体的な商談はなかなか進まなかった。そこで、光コム社は客先が、買える商品の形にし、それをデモしたところ、一気に商談が進んだ。
・その後、インラインで使える物のニーズが出てきて、KVS支援企業の仲間のメーカーと組んで大型物件の受注が実現でき、現在各社の自動車メーカーでの採用が進んでいる。
・2017年蔵前ベンチャー賞受賞。
担当コーディネーター 富田 祐一、梶原 肇、古屋 光俊

会社名 エムテック(株)
活動内容 ・製造ラインを構成する設備機械と制御ソフトの両方をあわせ提供できるエムテック(株)の特徴に着目して市場開拓の支援活動を、平成24年から梶原コーディネーターの人脈を活かして行なった。既存設備(オフライン設備)にローダ/アンローダなどを付加し、ラインの流れに組み込むインライン化開発事例(豊富な実績)が客先から評価され、自動車部品製造現場のライン増設に伴うシステム再構築を受注できた。
・豊富な製造ラインの事業経験の中から、中小規模の組立て生産ラインに於いては、作業管理を管理者でなく作業者自身で行うことが有効であると判断し、そのシステムの開発支援活動を、平成23年から安味コーディネーターが行なった。納入先の変動対応力向上および生産性の1.2~1.6倍改善が達成された。
・平成26年から富田、梶原両コーディネーターが、同じKVSの支援企業である(株)光コムとの協業の支援活動をしている。(株)光コムの超高精度センサーを組み込んだ距離測定設備が開発され、客先の生産ラインでの検査自動化とその精度向上が期待されている。
担当コーディネーター 安味 直昭、富田 祐一、梶原 肇

会社名 (株)シンクロ・フード
活動内容 2016年2月より支援活動を始めた。
・当初の支援要求は、今後のIoTの発展を見据え、東工大の優秀な学生を獲得したいとの事であった。そこで、「蔵前就職情報交換の集い」(K-Meet)を紹介し、そのような場で、学生への企業PRを行った。
・同時に、IoTを活用し、飲食店前の通行人の数を計測したいとの要求があり、東工大産学連携本部の協力を得て、東工大 熊澤研究室とIoT技術を活用した最先端の通行量の調査に関する共同研究を開始した。現在、開発は2年目に入っている。
・又、蔵前ITコミュニティ(KITC)のメンバーになって頂き、IT関係の創業者間の交流の場を提供し、活用されている。
・2016年度蔵前ベンチャー賞を受賞した。
支援企業からの
コメント
・東工大熊澤研究室との共同研究が短期間でまとまり、スムーズに開発に着手する事が出来た。

・KITCメンバーになり、IT関係の方々と情報の交換ができ、知見を広げる事が出来た。
担当コーディネーター 栗原 基、三谷 明男

会社名 (株)レゾニック・ジャパン
活動内容 ・支援開始2012年、重心、慣性モーメントなどの物体の基本諸元が従来の方式と比べて、圧倒的に簡易に計測できることに驚き支援を開始。3名程度のチームを組む。
・製品としては、完成度が高かったので、もっぱら売り込み先を紹介。
・最初は、自動車メーカー各社へ紹介。展示会など通じ2輪車メーカーもほぼすべてから商談成立。計測サービスを中心に、装置販売も開始する。
・一方、宇宙用の衛星などがこれら諸元の計測を重視していることを注視して衛星メーカーに売り込み成功。要求から2,2トン計測用の開発成功。
・事業は、小規模ながら、着実に進んでいる。今後は、バス、トラックなど対象にに5トンタイプの開発予定。
担当コーディネーター 富田 祐一、豊田 順一、梶原 肇、渡邊 英昭

お問い合わせ

お電話によるお問い合わせ

03-3454-8837

毎週 月・水・金曜日13~17時(祝日は除く)

フォームによるお問い合わせ

お問い合わせはこちら