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  • “Processive chitinase is Brownian monorail operated by fast catalysis after peeling rail from rystalline chitin”Nature Communications volume 9, Article number: 3814 (2018) DOI: 10.1038/s41467-018-06362-3, Published: 19 September 2018 バイオ研究基盤支援総合センター 櫻井 実 教授

“Processive chitinase is Brownian monorail operated by fast catalysis after peeling rail from rystalline chitin”Nature Communications volume 9, Article number: 3814 (2018) DOI: 10.1038/s41467-018-06362-3, Published: 19 September 2018 バイオ研究基盤支援総合センター 櫻井 実 教授

バクテリアの一種であるセラチア菌が生産するSmChiAは、カニ、エビ、昆虫などの外骨格を形成する結晶性多糖であるキチンを水溶性のオリゴ糖に分解する酵素です。近年、mChiAはキチン表面を一方向に運動しながら連続的に分解する分子モーターであることが発見されていましたが、その具体的な仕組みは明らかになっていませんでした。分子科学研究所(分子研)および東京工業大学(東工大)の研究グループは、SmChiAを金ナノ粒子で標識し、全反射暗視野顕微鏡を用いて高い位置決定精度と時間分解能で1分子観測することで、キチン分解反応に伴う1 nm間隔のステップ運動を直接可視化することに初めて成功しました。この成果は、より効率的に働く分子機械の創出に繋がると期待されます。
・論文ホームページ:http://www.nature.com/articles/s41467-018-06362-3
・東工大ニュース:https://www.titech.ac.jp/news/2018/042389.html
・プレスリリース:https://www.titech.ac.jp/news/pdf/tokyotechpr20180919_ims_2_web.pdf
・櫻井研究室のご紹介:http://www.cherry.bio.titech.ac.jp/


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