蔵前技術士会 技術講座2021年6月12日(土)

 本年度の蔵前技術講座では、弁理士としてご活躍されている講師をお招きし、イノベーション
が必要な時代、デジタル・ネットワーク時代における知的財産(特許、著作権)についてご講演
いただきます。
 知的財産は民間企業の研究開発や、大学での研究を進める上でも大変重要なものです。
そのような研究開発を支えている知的財産の現状と未来について皆様と共に考えたいと思います。

蔵前工業会会員ならびに会員外からも多数の皆様のご参加をお待ちいたします。

 
日 時:2021年6月12日() 13:30~16:00
会 場:Web会議形式で開催いたします。参加方法は、別途ご連絡いたします。
講演1:「イノベーションが必要な時代における特許について」13:30~14:40
     蔵前ベンチャー相談室 コーディネーター
     みれいな特許事務所 代表弁理士 西山 恵三 様(S48応物)

【講演要旨】 
 イノベーションが必要な時代における特許について、以下の内容をお話します。
1.イノベーションと特許制度
 ・特許制度の必要性
 ・我国の特許法
  デジタル・ネットワーク時代への対応(プログラム、ソフトウエア、ビジネスモデル)
  権利活用への対応(査証制度の創設など最近の改正)
 ・イノベーションが期待される出願人への優遇施策(減免、スーパー早期審査)
 ・ビジネス展開におけるオープン・クローズ戦略(無償・有償実施権)
2.イノベーションと発明(弁理士の実務に関連して)
 ・発明とは?発明の本質とは?
 ・基本発明、改良発明、回避発明の3点セットの考え方
 ・発明の創出について
 ・発明の開示について
  例えばビジネスモデル発明の場合

休憩:14:40~14:50

講演2:「著作権との付き合い方~侵害事件にお巻き込まれないために~」14:50~16:00
     INPIT神奈川県・派遣専門家
     高原特許商標事務所・所長弁理士 高原 千鶴子 様
【講演要旨】 
 デジタルネットワーク化の時代、新しいアイデアや不確定なものを利用して、新製品を生み出していく大学や企業等においては、利用行為が著作権を侵害した場合、権利者から侵害行為の停止や損害賠償等を請求され、その結果、信用の棄損や多額の訴訟費用を捻出することになります。特に近年の著作権法改正では、ネットワークを利用した著作物等の利用に関し、権利を強化したり、逆に権利を制限したりする内容となり、どのような場合に著作権を侵害するのか否か、なかなか解りにくい面があるかと思います。本講座では、侵害になる場合とならない場合とに分けて、侵害事件に巻き込まれないための著作権との付き合い方をご説明致します。

参加費:講演会 500円(会員、会員外共、学生は無料)
申 込: 下記をクリックし、申込フォームのページより申込みください。
参加申込
事前にWeb会議案内をお送りいたしますので、申込みは2021年6月9日(水)まで
にお願いいたします。

 
申込方法では参加費(500円)の支払い方法をオンラインクレジットまたは銀行口座振込の
どちらかを選択ください。

 (1)オンラインクレジット選択の場合
  請求書(Square)を電子メールで送付します。画面上の「カードで支払う」をクリック
  するとクレジットカードの入力画面になりますので、お支払いを
お願いします。
  オンラインクレジット支払いの場合は、手数料は無料となります。

 (2)銀行口座振込選択の場合
  銀行口座(三菱UFJ)を電子メールでお知らせしますので、銀行口座への振込みを
  お願いします。銀行口座振込の手数料は申込者のご負担となります。  
 
問い合わせ/申込キャンセルは、入力フォームからお願いいたします。