会長あいさつ

令和7年度

 


 2025年7月の総会において、丘友会長に就任致しました16期の竹内研一です。昨年10月に東京工業大学が東京医科歯科大学と統合し「東京科学大学」として新たな歴史を歩み始めた最初の年に会長に選任され、大変光栄に感じております。これから1年間、会長として、会則に掲げた本会の目的の達成に向け、微力ながら努力してまいりますので、会員の皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げます。

 本会の運営には、会長1名・副会長2名・監事2名・幹事若干名の他、各期から2名ずつ選出される評議員からなる役員が置かれ、毎年5月に開催される評議員総会において、前年度の事業計画の報告と新年度の事業計画(新役員人事を含む)が審議され、7月の総会に報告・承認されることになっております。

 令和7年度においても、7月の総会で承認された事業計画に基づき、総会・懇親会の他、丘友セミナー、学部学生の海外体験研修に対する補助、優れた博士論文に対する吉川・山口賞の授与など例年同様の取組みを予定しております。また、令和7年度には、丘友名簿の電子化にも取り組む予定です。今回の名簿の電子化は、資材及び送料の高騰や環境への配慮に対応するとともに、これまで各期の幹事のご尽力により実施してきた名簿記載内容の確認作業をオンライン化するなど、会員管理システム全体の大きなシステムチェンジを伴うものとなります。これまで紙の名簿に馴染んできた会員の皆様には、ご不便をおかけるする面もあろうかと思いますが、丘友が同窓会として発展していくために必須な事柄であり、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 本会は今年3月に第58期の卒業生を迎え、会員総数が3000人に迫る規模となりました。私が卒業した当時は、会員総数も桁違いに少なく、居心地は良いけれど、他大学の同窓会に比べ圧倒的に規模が小さい状況にありました。それから40年以上の歳月を経て、会員総数だけでなく、人的ネットワークの規模も格段に大きくなるなど、同窓会として大きく成長したといえます。 一方、昨今の傾向として、若手会員の帰属意識が低下傾向にあるという課題があるのも事実です。最近社会人になった若手の皆さんには、丘友会を通じて、諸先輩方と知遇を得る機会を持つなど丘友会員のネットワークを最大限活用していただければと願っております。

 一年という短い任期ではありますが、今後具体的な取り組みを進めるにあたっては、特に若手会員に魅力ある同窓会活動となるよう努めて参りたいと考えております。末筆ながら、皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、会長就任のご挨拶とさせていただきます。


                                        令和7年度 丘友会長 
                                          16期 竹内研一