会長あいさつ
令和6年度

丘友会員の皆さま、7月の総会にて丘友会長に就任しました15期の中村です。よろしくお願いいたします。
昨年から総会が再びリアルで開催されるようになり、総会出席者の皆様に対面でご挨拶を申し上げることができました。まず、これから一年間、会長として、会則第二条に記載のとおり、「会員相互の親睦を増すこと」を第一に微力ながら努力してまいりますので、会員の皆さまのご支援・ご協力をお願い申し上げます。
さて、今年10月1日より、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合され、東京科学大学として新たなスタートを切ることになります。それを機に同窓会の名称、丘友のロゴについても議論がなされ、7月19日の総会において決定されましたとおり、名称は『東京科学大学(旧東京工業大学)同窓会「丘友」』に改称され、ロゴマークは『東工大のツバメのマークと毛筆での「丘友」を組み合わせたもの』を継続使用することとなりました。名称は変わりますが、同窓会である丘友の目的・意義は何ら変わるものではないことを改めて申し上げます。
次に、丘友(本会)の活動状況について申し上げます。本会の運営には、会長1名・副会長2名・監事2名・幹事若干名の他、各年次から2名ずつの評議員からなる役員が置かれ、5月の評議員総会にて前年度の事業計画の報告と翌年度の事業計画(新役員人事含む)が審議され、7月の総会に報告・承認されることになっています。 また、各期の幹事のご尽力により、毎年名簿記載内容の確認作業が行われ、その結果、最新版の丘友会員名簿が更新されることになっています。併せて、名簿の電子化(オンラインシステム化)についても議論が進んでいます。
本会の具体的な活動としては、会員名簿の発行をはじめ、毎年7月に開催している総会・懇親会の他、丘友セミナー、学生海外体験研修への補助、優れた博士論文に対する大学院生等への吉川・山口賞授与などの在学生への支援活動に力を入れているところはご存知の通りです。
現在、会員は、今年3月に第57期の卒業生を迎えた結果、会員総数2,957名となりました。 それぞれの会員の皆さんは産学官の多岐にわたる分野でご活躍されており、丘友名簿もかなり厚いものとなっています。 特に、最近社会人になったばかりの若い方々は、この名簿をご覧になることで諸先輩方と一早く知遇を得られる機会を持てますので、是非、丘友会員のネットワークを活用していただきたいと願っているところです。
さて、私自身について簡単に紹介させていただきます。学部・大学院共にコンクリート研究室で長瀧先生のご指導をいただいておりました。部活はラグビー部でした。1984年に日本道路公団に入社し、分割民営化で中日本高速道路(NEXCO中日本)に所属となり、昨年から五洋建設株式会社に勤務しております。若いころから一貫して高速道路の建設・管理の仕事に携わってきましたが、NEXCO中日本時代の終盤は新東名等のサービスエリアの企画・開発や新規事業の開発、海外事業と少々毛色の変わった仕事にも携わってきました。
大学を出て40年になりますが、指導を頂いた先生方や研究室の集まりや丘友の集まりを通じて知己を得た方々からの教えや助言に支えられながら、これまで何とかやってこられたのではと感じており、改めて感謝申し上げる次第です。
一年という短い任期ではありますが、会員の皆さまの暖かいご支援・ご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げて、私の会長就任挨拶とさせていただきます。
令和6年度 丘友会長
15期 中村武夫
(五洋建設株式会社 常務執行役員)