タイ

タイ蔵前会案内

タイ蔵前会のご紹介です。

会長  羽田 衛(S29繊)

活動報告

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タイ蔵前会は東工大国際連携大学院(TAIST)を強力に支援

第2回総会レポート (2008年6月14日、於バンコク)
   文責 羽田 衛(会長)

 昨年9月に改称して再スタートしたタイ蔵前会の総会が、牟田博光副学長はじめ10名の来賓を迎えて開催された。 前日には、東工大主催の「環境工学」セミナー、および“TAIST-Tokyo Tech”「東工大国際連携大学院」の“ICTES”「情報・通信工学系」プログラム発足式があったため、多くの方々の参加を得た。2007年度から既にスタートしている「自動車工学」に加えて、更に「環境工学」他の計画も進行中で充実が期待されている。タイ国科学技術界における東工大のステータスが上がるにつれ、タイ蔵前会の存在価値向上への期待を感じる。
 今年の総会には日本人会員(夫人を含めて)15名、帰国留学生のタイ人会員(家族共々)51名の参加があり、幹事の皆さんの努力のおかげで大盛会だった。
 総会は羽田会長の、来賓への歓迎の辞と、会員相互の交流がますます深まるよう希望する挨拶から開始。国際室が推進している「共通名簿データベース:TAMEDAS」への登録要望、東工大後援会経由でのTAISTプロジェクトへの寄付呼びかけがなされた。 来賓の挨拶では、牟田副学長から大学の近況が紹介され、その発展振りに一同力強く感じた。
 次いで、錦織経治氏(神奈川支部長)からの挨拶、蔵前工業会庄山悦彦理事長からのメッセージ代読と進行。「来年3月に新拠点Tokyo Tech Front が大岡山に誕生するので、母校との連携を更に深め、伊賀学長がいわれる「同窓力」を活かした有益な活動を展開したい」と述べられており、タイ蔵前会が同窓の輪をさらに大きく広げるための好事例となることを期待され、責任を感じる。
 Vilas副会長(AIT副学長)の挨拶とタイ流乾杯「チャイヨー」の音頭で一同乾杯し、食事・歓談。
次いで、大即教授(国際開発工学)から環境工学セミナーについての説明。タイ国での最重要な課題で、誠に時宜を得たものであることを実感した。
 タイ側から、Bandhitさん(泰日工業大学副学長)の挨拶では、日本からの帰国留学生に由来する団体が昨年設立した同大学に対して理解と協力の要請があり、TAISTとの連携も期待されている。
恒例のタイ国近況紹介では、著名な作家として活躍している羽田令子氏(会長夫人)から、あらゆる領域でグローバル化に向かっていること、それに伴う脅威についての存在の可能性など、熱のこもった話があり、広い視野を持つことの大切さを考えさせられた。
 「共通名簿データベース:TAMEDAS」については、国際的な留学生連絡網つくりのための個人情報の提供について、参加したタイ人会員全員の承諾が得られた。
  閉会は、Somchaiさん(マハナコン大学教授)の挨拶で、一同和気藹々のうちに再会を期して解散となった。

 
「タイ蔵前会」として新たに発足!

第一回 総会レポート

 タイ支部は、1991年に当時の末松学長を迎えて設立したが、今回名称も会則も新たに、9月2日、タイ蔵前会最初の総会がスタートした。
 折しも、TAIST Tokyo Tech(東工大国際連携大学院)のグランド・オープニングが翌3日に行なわれたため、相澤学長、三木副学長はじめ15名の先生方が総会に出席して下さり、喜びも倍増した。
 蔵前工業会からは、木村常務理事夫妻、錦織支部長、泉妻前常務理事が駆けつけてくれた。時を同じくして、JAYSES(日本アジア理工系学生交流プログラム)の学生15名が合流した。
邦人会員は夫人を含めて14名、帰国留学生のタイ会員が家族共々58名で総勢108名という大盛会であった。
 昨年と同じVisesさんの司会で始まり、最初に羽田会長から、TAISTのオープニングの祝辞とJAYSESを歓迎するとともに、タイ蔵前会の発足について挨拶があった。特に、柴生田先輩(22・繊維)から、大いに愉快なことであるとの祝辞を頂いたことは、内外の同窓生が注目している証であり、タイ同窓生も意を強くした次第である。
 メインの相澤学長の挨拶は、国立大学法人として東工大が益々隆盛している状況についてであり、さらに大岡山にTokyo Tech Frontの建設を計画している等、我々同窓生にとって、力強いお話であった。
 つづいて、三木副学長から、TAIST Tokyo Techについて説明があり、海外で最初の東工大大学院がタイ国で開かれることに、一同大いに感動した。これも、日本とタイ国の緊密な関係を長い間築いてきた賜物である。タイ蔵前会として、協力を惜しまない決意を新たにした。
 蔵前工業会の田中理事長から、タイ蔵前会の発足に当りお祝いと同窓生が力を合わせてタイ国の科学技術の発展に寄与することの激励の言葉を木村常務理事が代読され、更に会のシンボルとなる旗と祝儀が渡されました。会旗の地色は黄色で、タイ語で「シー・ルアン(国の色)」と呼び、国家と王室を敬愛する色であります。
 タイ会員代表の挨拶は、Vilas副会長(AIT副学長)からであった。「チャイヨー」(栄光の意味)の音頭で、一同乾杯し、食事・歓談になった。JAYSESの学生にとって、中華料理のフルコースは初めてだとか、舌鼓を打っていました。また、錦織支部長からさし入れの樽酒は、タイ人には珍しく抱えてみたり、大喜び。
 宴半ばで、森泉拠点長から来賓の先生方の紹介があった。これからは、TAISTの講義や研究のため、先生方の来タイが増えるので、相互の交流を深めて行くように、タイ蔵前会として努力する。
 紫村さんのJAYSESの紹介は、タイのTVで放映されたVTRを交えてであり、その中で、学生はアナウンサーの質問に英語ではっきりと自分の意見を述べており、これぞ、大学のグローバル化であると実感した。
 つぎに、Thanaruk幹事長(タマサート大教授)から、次期2年間タイ蔵前会の活動を推進する役員15名が紹介され、皆さんの拍手で承認された。
 タイ会員が家族連れで参加するハイライトは、Lucky Draw(くじ引き)である。邦人会員から寄贈の山ほどの賞品を熊谷・成田両氏が手際よく当選の人々に渡すたびに、大きな歓声があがり盛り上がった。つづいて、木村常務理事から東工大のTシャツと帽子が贈られ、タイ会員には殆ど全員に賞品が届いた。
 次いで、いつも会でバイタリティを見せるVeerapan(MEIWA社長)氏から、JAYSESの学生にタイの思い出に賞品が贈られた。
 最後に、羽田令子(会長夫人・作家)から御礼の挨拶があった。「技術のみに走らず、人間としての教養を積むこと、科学の発展が人類の進歩につながるように」と、価値観の違うタイ人とは、相互理解しながら、今後も進むことを願う文化人の立場からの視点で、酢がちょっぴり利いたスピーチであった。
 閉会は、Veerapanさんのウィットのきいた挨拶で、一同和気藹々のうちに再会を期して解散した。

                      羽田 衛(29繊維)記