第1回 機械系座談会 実施報告

サブタイトル
3Dプラントエンジニアリング
講演者
千代田化工建設株式会社 AES事業部 加藤三治 氏(S49機械)
講演時間
8:00~20:30
場所
東京工業大学 百年記念館
参加人数
15名

白星会新企画の機械系座談会第1回が開催されました。以下にその概要を報告いたします。

簡単に参加でき、楽しくかつ出て良かったと思う、そんな親睦行事として新たに企画した「機械系座談会」は、予定通り10月26日(木)18時より、15名(一般会員13名,教授1名,学生2名)の参加者を得て、東工大百年記念館第1会議室で始まりました。

始めに千代田化工建設 加藤氏(S49機械)より話題提供として、同社が開発している3次元のプラント設計ツールについて、概要紹介がありました。このプラント設計ツールは、主として石油・石油化学プラントの設計、調達、工事にわたるエンジニアリング会社の競争力アップのために統合化されたITツールです。図面による設計ではなく、3Dモデルをコンピュータ上に構築し、土木、建築、プロセス、機械、電気、制御などの担当者が、そのモデルを見ながらエンジニアリングを進めていく方法です。実際に使われたプラントモデルの紹介、3Dモデル上でのウォークスルーを実用化した例の紹介もありました。

話題提供の後、活発な質疑応答がありました。特に、業種に限らず、会社業務効率化のためのIT化の重要性について意見交換されました。引き続いての懇親会(立食形式)では、出席者相互の情報交換の場となりました。

以下に出席された方の御感想(匿名、一部要約)と講演会、懇親会の一コマ等を紹介いたします。

  • CGによる画面が実際に近い上、色々な角度から、みている者を導いていく画面の様子が非常に興味深かった。石油プラント等の複雑且つ絶大に時間を要する配管設計に使用され、操作スペース等の安全設計、配管等の干渉除去ができるので、設計M・Hの節約は大であろう。
  • プラント内をくぐり抜け、ある時はバードビューにもなり、プラントを見下ろせることがとても新鮮に感じました。そう何か中国の故宮に初めて訪れた時の感動がありました。天安門に始まり、いくつもの色鮮やかな門をくぐり抜け、次に何があるのかを期待しながらゆっくりと前に進むという感じです。さらに、今回のシステムは部品表の機能や部品調達のシステムとも連動して大変便利なシステムなので、これを機会に広めてはいかがかと思いました。また新たに同窓生と知り合いになり、意見交換ができて良かったと思います。

白星会幹事 S46機械 薮内利則(代表),S37機械 梶原肇,S39機械 鳥居晃臣,S48生産 見坊行雄(文責)

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