はじめに

第11回セミナーのご案内
石炭をきれいに使って発電しよう
講師:牧野 啓二 氏 (1966年[S41]機械卒)
牧野さん写真
講師の牧野啓二氏
欧州のみならず、中国も再生可能エネルギーに力を入れている現在「なぜ、今石炭?」と思われた方もおられかもしれません。
しかしながら、石炭は、低コストで可採期間が約100年と石油の倍以上あるため、今後中国、インドを中心に利用の増加が見込まれ、日本においても一定量を安定的に発電するベースロード電源のほか再生可能エネルギーの夜間や悪天候に備えたバックアップ電源としても期待されているので漸増すると予測されており、CO2などによる地球環境への深刻な影響が懸念されています。
世界の一次エネルギー消費量の推移
世界の一次エネルギー消費量の推移
講師の牧野啓二氏は、IHIでの経験に引き続き、 一般財団法人石炭エネルギーセンター(JCOAL) の上席調査役として「クリーンコールテクノロジー」や国内、海外の政策に深くかかわり、この道の第一人者としてこの地球規模の課題に取り組んでおられます。今回のセミナーでは、クリーンコールテクノロジー含め石炭エネルギー全般にかかわる課題とその解決策について実用化経験も織り込んで体系的にお話をしていただきます。 (講演目次:右欄参照)
CO2分離回収のイメージ
CO2分離回収のイメージ
(このページの図表は、牧野氏の講演資料から引用させて頂いています。)
【東工大バスケ同窓会セミナー:第11回開催要領】
講師:牧野 啓二氏(1966年機械卒)
開催日時:5月17日(木)14:00~17:00
場所:蔵前会館2階 大会議室(大岡山駅前)
講演題目:石炭をきれいに使って発電しよう
懇親会:講演に引き続き15:30頃から大会議室にて実施
会費:2,000円
(現役学部学生及び大学院生同窓会員は 500円)
ワイン、ビール、精養軒のオードブルを用意いたします。
参加ご希望の方は、山本 文雄E-mail fyamamoto57@gmail.com にてご連絡ください。
第11回セミナー(2018/5/17)
Snohvit-ccs-plant
CO2分離回収プラント(Snovit)
講師:牧野 啓二氏(1966年機械卒)
石炭をきれいに使って発電しよう
第11回セミナー報告(セミナー後報告)
本セミナー担当
山本文雄幹事
 
1.資源としての石炭
2.石炭とシェールガスとの競争
3.日本政府の石炭への取組み
4.石炭のクリーンな利用
4.1クリーンコールテクノロジー
4.2低NOx燃焼技術
4.3地球温暖化対策
4.3.1 高効率化
4.3.2 CO2分離、回収、貯蔵
4.3.3 バイオマス利用
5.石炭灰の有効利用
6.石炭火力と再生可能エネルギーの共存
7.これからの石炭火力発電の役割