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イベント | 千葉県支部 「無重力下でのメダカの生態について」 |
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イベントの詳細 | ■平成25年度 千葉県支部総会・講演会のお知らせ■ 平成25年度 千葉県支部総会・講演会を9月28日(土)に開催します。 今回は、東京工業大学大学院 生命理工学研究科 生命情報専攻 工藤 明 教授を講師にお迎えし、「無重力下でのメダカの生態について」をテーマにご講演いただきます。 非常に貴重な機会ですので、会員の皆様はもとより、会員以外の皆様もお誘いあわせの上、ご出席ください。 【講演要旨】 宇宙に行ったメダカ 2012年10月23日 中央アジアのカザフスタンにあるロシアのバイコヌール基地から、ソユーズが宇宙へ飛び立った。このソユーズには16匹のメダカが搭載されており、無重力による骨量減少解明の研究に用いられた。10月25日、日本人宇宙飛行士星出さんによって、宇宙ステーションの日本実験棟“きぼう”に据え付けられている水槽にメダカは移され、以後2か月間の飼育実験が始まった。この小型魚類飼育用の水槽は、えさやり、浄化、水質管理、酸素の供給等が自動化されており、三菱重工によって10年以上の歳月をもって開発された装置で、2012年の7月、“こうのとり”によって宇宙ステーションに運ばれ、今回初めて運用されたものである。また16匹のメダカは骨を造る細胞(造骨細胞)と骨を壊す細胞(破骨細胞)が蛍光で観察できるように作成されたトランスジェニックメダカであり、視覚と生育が良いものを312匹から16匹をバイコヌールで選抜した。これを8匹ずつ2つの水槽で飼育した。宇宙における無重力環境は生物に様々な影響を与えるが、特に骨量の減少と筋委縮は重要な問題で、宇宙での長期滞在では、特に解決しなければならない課題である。メダカは全匹、2か月間無事に生育し、12月24日にすべての実験が終了した。この実験は、動物実験としては初めて長期飼育に成功したものであり、またその装置も初めての運転であった。宇宙ステーションでは、メダカたちは、宇宙飛行士に大歓迎を受け、かわいがられ、後にfishonaut (魚飛行士) と呼ばれた。さらに今年11月には、宇宙ステーションに設置された蛍光顕微鏡を用い、無重力下で、生きているメダカの造骨細胞と破骨細胞の様子を観察する実験が予定されている。 【日時】 平成25年9月28日(土) 受付開始 :13:30 支部総会 :14:00-14:50 (蔵前工業会会員限り) 講演会 :15:00-16:10 懇親会 :16:20-18:00 【会場】 JFEスチール㈱ みやざき倶楽部 JR京葉線蘇我駅 徒歩15分 京成千原線千葉寺駅 徒歩7分 http://www.miyazakiclub.com/ ※JR蘇我駅からは送迎バスを手配予定 【参加費】 懇親会会費 5000円前後を予定 講演会は無料 【申込方法】 参加を希望される方は、 (1)氏名 (2)卒業年(博士・修士・学士)、学科 (3)電話番号 (4)勤務先 (5)E-mail (6)講演会、懇親会どちらか一方のみ参加の場合、その旨。 を明記の上、下記メールアドレスに、お申し込みください。 ideguchi@ga.toyo-eng.co.jp 受付締切:9月13日 *担当幹事 井出口 禎郎 東洋エンジニアリング株式会社 質問等、上記メールにてお願いします。 |
日付 | 2013/09/28(土) 15:00 ~ 16:10 |