第171回例会・講演会2017年12月6日(水)

 蔵前技術士会では、次の通り例会・講演会を開催します。
 今回は2つの講演です。最初の講演では、有料TV放送に用いられている限定受信方式(CASシステム)の仕組みについて、当会会員の鏑木技術士が解説します。
 続いて、人工生命体(最小哺乳類)の開発を目指す研究者である田川准教授から「生命と非生命の境目はどこにあるのか」という非常に根源的な疑問について講演いただきます。
 蔵前工業会会員ならびに会員外の多数の皆様の参加をお待ちいたします。

日 時:2017年12月6日(水)14:00~17:40
講演会:14:00~16:30
交流会:16:40~17:40

会 場:東工大蔵前会館1階ロイアルブルーホール 
東京都目黒区大岡山2-12-1 最寄駅:東急目黒線・大井町線大岡山駅下車1分
アクセス: 地図

講演;
講演1:「CASシステム~有料放送視聴の仕組み~」
当会会員(情報工学、総合技術監理部門技術士/S47修電子) 鏑木 耕二 氏
【講演要旨】
わが国での限定受信システム導入の経緯を説明します。次に、そのシステムを利用している有料放送の概要、放送を支える放送衛星に関する一般的知識、システムの基本を成す暗号の超基礎的な知識などを解説します。
本題の限定受信システムは、セキュリティシステムであることから、具体的な解説には限界が有ります。従って、本講演は、一般に公開されている基本原理の解説とし、実際に運用されているシステムの詳細を説明するものではありません。講演全般、基礎知識を提供するレベルの概論です。

講演2:「生命とはなにか?人工生命体からさぐる生命と非生命の境」
 東京工業大学 生命理工学院 准教授 田川 陽一 氏   
【講演要旨】
生物を理解するために、これまで生物を詳細に分解して観察をするトップダウン的アプローチをおこなってきた。これが現在の「生物学」である。近年、部品から生命体を再構築すると言うボトムアップ的アプローチによる生命体の解明を目指す合成生物学が注目されている。我々は、細胞-細胞、細胞-細胞外マトリクス、臓器―臓器、組織-共生細菌と言ったコミュニケーションを再構築した哺乳類の人工生命体を創ることにより生物を理解し、生命とは何か?を考察したいと思っている。 

(3)    交流会;

参加費:講演会500円(会員、会員外共、学生は無料)、交流会500円  (学生は無料)
 
申 込: ここ をクリックし、申込フォームのページより申込みください。
申込みは、できるだけ2017年12月1日(金)までにお願いいたします。
問い合わせ/申込キャンセルは 、< guide@krpe.net >にお願いいたします。